ファンドレイジング道場

民間非営利組織(NPO)や社会起業家のファンドレイジング(資金調達)についての考え方、アイデア、事例などを発信しています!

カテゴリ: サンフランシスコ便り

モカです。久しぶりのサン・フランシスコより投稿になります。

「プロボノの価値」というデータがPro Bono Action Tank(http://www.probonoactiontank.org/pro-bono-standards)より計算され興味深かったので記載します。

プロボノとは、Wikipediaによると ‘プロボノ(Pro Bono)は、弁護士など法律に携わる職業の人々が無報酬で行う、ボランティアの公益事業あるいは公益の法律家活動をいう。弁護士による無料法律相談、無料弁護活動などがある。プロボノ(pro bono publico)はラテン語で「公共善のために」を意味する。

アメリカの弁護士はアメリカ法曹協会(American Bar Association、ABA)より年間50時間以上のプロボノ活動を行うことが推奨されている。'

Wikipediaにもあるように、アメリカではプロフェッショナルの人が無償で法律や、会計、IT業務、コンサルティングなど、「プロ業」をNPOへ提供することがよくあります。

このデータでは、プロボノサービスを中間職の人がしたとして、平均で時給120ドルの価値がるあるという結果がでました。エントリーレベルの人でも85ドル。エグゼクティブレベルだと平均180ドル。確かに、営利団体として運営するとこの位の値段だと思います。

因みに、一番値段が高くついているサービスカテゴリーは、経営に関わるコンサルティング系で、中間職の人が提供したとして時給150ドルとなっています。

私も、NPOへプロボノサービスをすることがありますが、このプロボノの価値を計算して税金対策などへ活かせたら、もっと確実にプロボノをする人が増え、NPOの経営にもいい影響があるのにな。と、思わずこの数字を見て考えてしまいました。

因みに、NPOへの金銭的寄付は税金控除になるので、多くの人が税金対策として戦略的に寄付を行うということはよくあります。

プロボノの値段表(クリックすると大きくなります。)

Pro Bono Chart

御無沙汰しています。サン・フランシスコ@モカより投稿です。

実は、先日日本に帰国する機会があり、日本のNPOのエネルギーとポテンシャルを感じることができて嬉しい気持ちで帰ってきました。

さてモチベーションが上がったところで、昨日Inner City Advisors (ICA)の年次ファンドレイジングのイベントに行く機会がありましたので簡単に報告します。この団体は、コンサルティング・アドバイザーを各種企業から経営者を募りチームをつくり(ボランティア)、郊外にある中小企業にビジネス・コンサルティングを行っているNPOです。ICAのデータによると、31%のアドバイスを受けた企業は9%の収入が伸び、55%の企業が去年より収入が伸びたとありました。馬鹿にはできない数字です。

このファンドレイジング・イベントの雰囲気としては、生ジャズ演奏がバックで流れ、ワインや食べ物を摘み、ネットワーキングをしながら、合間にサイレント・オークションとして出品された品にビット(賭ける)していきます。

IACファンドレイジングイベント
出品されたものは、プロ野球やバスケットなどスポーツ観戦チケット、プレミアム・ワイン、カゴ詰めにされた食べ物セット、服、様々なものが出品されていました。商品価値として$50〜$300くらいのモノではないでしょうか。

皆の酔いが回ってきた頃、ライブ・オークションが始まります。バケーション・ハウスの賃貸、有名シェフに好きなメニューを頼め側で料理をしてくれる券など、市場価値として$600+がありました。

その後、ラッフル(くじ引きのようなもの)が始まりました。この頃になるどデザート・コーヒータイムになり、人も徐々に少なくなっていきます。参加者はICAやクライアント関係、団体のスポンサー関係者、その他NPO関係者や、ICAの交友関係者(私もこのカテゴリー)ではなかったでしょうか。参加者は200人くらいでした。

この団体のファンドレイジング・イベントに去年も参加したのですが、やはり今年はアメリカの金融不安や経済悪化の為、スポンサーが減っている事や、オークション品が少なくなっている事が気になりました。オークションの競り金額も少なく、殆どの商品は、市場価格を下回る額で競り落とされていました・・・。

心地よい音楽に、美味しいワインや食事、オークション、と“パーティー”としては楽しい夜だったのですが、NPOの今後の財政状況や、来年の活動などを考えると酔っ払ってばかりはいられないわ。と厳しい現実へ引戻された一夜でもありました。



SF@モカです。
Welcome San Francisco(SF)!なんとUOさんが、AFP総会の帰りにSFへ立ち寄ってくれました。テンポのいい話口調で、ファンドレイジングについて情熱的に語ってくれました。ポテンシャルだらけの日本NPO業界!とう印象を受けました。楽しみです。

さて、今回UOさんといくつか気になるNPOを訪ねることができました。その中でJustGiving.org (http://www.justgive.org/)というオンラインで寄付を集める中間支援NPOへふらりと立ち寄る機会がありました。「ウェブサイトの使い勝手を調べる為の調査に協力してくれたら$10(約1000円)の寄付券あげます!」と、調査に協力してくれるボランティアを募集していて、SF記念旅行にUOさんがボランティアをすることに。文字が多い点、必要なページに行きつくまでにかかるクリック数が多い、などアンケートに答えた後は、「どのNPOへでも寄付できる$10ぶんの券」を頂ました。

justgiving

この団体、普通にネット上で寄付を集めるだけでなく、寄付券の購入(指定された寄付額を好きなNPOへ寄付できる権利。特に、寄付シーズンに知人へ贈るプレゼントとして人気な様子。)、結婚式のプレゼントを買う代わりに新郎・新婦が推薦しているNPOへ寄付できるシステム(100人来客予定なら、まとまった金額になりますよね。)、American Express やMicrosoft 等の企業とのパートナーシップなど、斬新なアイディアでファンドレイジングを楽しく企画していました。ちなみに、JustGivingの2008年の寄付集め目標額は$38ミリオンとのこと。

さーて、もらった$10の寄付先どこにしようかな〜

スピード・デートって知ってますか?

日本でいう、ねるとんパーティーのような、結婚または交際を希望する男女が一堂に会してカップル成立を目指す限られた時間ないで交友を深めるのパーティです。今までその様なパーティに参加する機会が無ったので(笑)雰囲気とか、どのような人たちが参加してるかはわかりませんが、この辺りでも昼食時間とか、週末を利用してスピードデートをしたりしてる人がいると聞いたことがあります。

さて、このスピード・デートですが、このイベントをファンドレイジング・イベントとして企画している団体からお知らせがありました。

“Are you interested in helping a great youth development organization and want to do it by attending a speed dating event?” 

対象は25歳以上の、プロフェッショナルな若い男女。最低でもパーティでは10人とお話ができ、参加費は軽食と飲み物が付いて$30。会社経営をしている人はPR商品を持ってきて展示してもOK、との事。

何が面白いかって、このイベントは税金控除の対象になると、案内書に書かれてある事です。NPOの法律の授業でも習ったのですが、チャリティーのゲーム法律 Charitable Gaming Implementation Law では、NPOがファンドレイジングのイベントをする際のゲームでラッフル(くじ引きのようなゲーム)はOKで、ビンゴゲーム等は禁止となっています。教授も「なぜゲームにそのような線引きがあるのか分からない」と言っていたのを覚えています。

また、企画団体がSport4Life (http://www.sport4lifeonline.com/Home_Page.html)という団体で、爽やかそうな子供を支援するPG13的なイメージ団体とR指定的なスピード・デートという以外な組み合わせにも違和感があって興味深い。

ただこの団体のウェブサイトには501(c)(3)と記されている箇所がみあたらなく、ホームページのアドレスが.comなので非営利団体なのかどうか不明ですが、案内書には“税金控除対象 イベント”とあり、活動内容がNPO的なので恐らく非営利団体ではないのかなと思われます。

“ファンドレイジングはアイディア”という意味では面白い試みだと思ったので、サンフランシスコよりお便り送らせてもらいました。


12月。
アメリアカでは家族や友達、お世話になった人達にプレゼントを贈ります。義理チョコならぬ、義理プレゼントなんてものもあります。そして、クリスマスの朝に大人も子供もワイワイとツリーの下に集まってきてプレゼントを開けます。

日本も最近は「格差社会」になってきたとよく聞きますが、アメリカはその格差社会の先進国でもあります。ビル・ゲイツのような人もいえれば、住む家のない人や食べるものが無い人達が沢山います。勿論、クリスマスにはプレゼントもツリーも無い家族が沢山います。

そこで、あるNPOが考えたのがGiving Tree

ちょうど一週間ほど前、ある教会にGiving Treeなる大きなクリスマスツリーが手作りの星で埋めつくされて建っていました。その星には、家庭が貧しい為にクリスマスにプレゼントをもらったことがない子供達からの「欲しいものリスト」が書かれてありました。ちょうど、七夕の短冊に願いを書いて竹に飾ってあるような感じかな。

最初は200個以上の星があったそうですが、私が選ぶ頃には40個くらいしか星が残っていませんでした。その中で見つけた星が12ヶ月の女の子のお母さんが書いたもので、「赤ちゃん用人形(黒色)」という星。

アメリカのNPOではよくあることですが、新しい椅子を買うために$xxx必要とか、具体的に欲しい物とその金額を提示して寄付集めをします。確かに、今回感じたのですが「どんな人に何をあげるかが分かる」と、普通の寄付より楽しいものです。その赤ちゃんが喜んで人形と遊んでいる姿が想像できるから。

ファンドレイジングも工夫しだいで“楽しく寄付できる機会”を提供する事がきれば寄付したことのない人でも、寄付したくなるかも・・・?

星に付いていたGiving Treeのガイドライン。
1. 好きな星を選びます。
2. 自分がどの星を取ったのか、名前と電話番号を登録します。(去年は星だけ持ち帰って忘れてしまう人がいたので登録表を作成したとの事。)
3. プレゼントを買う。$50相当のモノをOKとしている。
4. ラッピングをし、星をくっつけて指定の場所へ届ける。
5. Feel Good! You have just made a difference in life of a child! You have also brought joy and hope to a family that would not be having much of a Christmas without your help!<―寄付する理由ですね。
6. メリークリスマス。


モカ

モカです。サンフランシスコより約9ヶ月ぶりの投稿です。鵜尾さんがコツコツ更新しているみたいですね。さすが!

さて、アメリカではThanksgivingが終わって、一年でもっともファンドレイジングが盛んに行なわれる季節となってきました。主な理由は、年末に向け税金の調整が必要になってくる事や、幸せなホリデー気分で社会に貢献したい、必要な人に何かしてあげたいという気持ちの盛り上がり、などが考えられますが、私のところにも、手紙や電話での寄付の願いがどしどし来ています。

数あるNPOのうち、「どの団体に寄付をしたらいいか?」と考えた時、個人的には、団体のミッションや(邪道ですが)ビジネス現場での戦略的パートナーシップに適切か、他に「寄付をどれだけ有効に使っているか」を考慮に入れる事があります。つまり、集まった寄付が経営やファンドレイジング、マーケティング等の費用(Overhead)に使われるのではなく、「どの割合でミッションに使われているのか」を調べます。

例えば、Children’s Charitable Foundation(Seneca, S.C)という団体は$2.2ミリオンの寄付に対し、ファンドレイジングの出費を差し引くと11%しか残っていなく、しかも6%しかミッションに費やしていない。という事がForbesの雑誌に載っています。派手なキャンペーンをしているのか、ファンドレイザー(寄付集めの専門家)を高いお金で雇っているのか詳しい事は分かりませんが、団体として疑問です。

一方、同じ子供関連NPOでもBrother’s Brother Foundation (Pittsburgh, PA)は$267ミリオンの寄付に対し、なんと100%ミッションに使っています。このようなファンドレイジング費が無い団体も珍しいのですが、寄付者側からすれば、この2団体を比べてみると自分の寄付が高い割合で直接ミッションに費やされている団体の方が安心して寄付できますよね。

Forbes誌の2008投資ガイドによると、代表する200団体を対象にリストが作成されていて、平均で寄付の85%がミッションに使われており、ファンドレイジングの費用を差し引くと90%が残っています。

アメリカのNPOの財務表は誰でもインターネットなどで観覧できるので、厳しい目で様々な角度から評価することができます。

www.forbes.com/charitiesでは、その200団体の「寄付を効果的に使っているか」の他に資金集めの効率、チャリティーに対するコミットメント率、寄付者への依存率、など面白い切り口から団体を調べることができます。興味のある方はwww.forbes.com/charities

こんにちは。モカです。ひさしぶりのSFより投稿です。

さっき、凄いもの発見しました。

以下抜粋
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マイクロソフトのオンラインサービス事業部は検索するだけで難民の子どもたちへの募金活動となる検索サイトhttp://click4thecause.live.com/」を2月14日から3月31日までオープンする。

本サイトは、昨年6月20日「世界難民の日」に国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)、マイクロソフト、ナイキ社とNGO「Right to Play」が立ち上げた難民の子を支援するプロジェクト「ninemillion.org」の活動の一環で、

募金は10万ドルからスタートし、ユーザーが1回検索すると1セントの募金が加算される仕組み。最高で、25万ドルまで寄付される。募金は、検索したユーザーの代わりに、マイクロソフトが行う。

マイクロソフトは、9ヶ国語でのウェブサイト運営を含め、MSNを通じて難民の子どもたちの理解を深めてもらうと同時に募金を呼びかけることで、ninemillion.orgをサポートする。この検索サイトは、世界で同時展開中。

ninemillion.orgを通して集められた寄付金の3分の2は、UNHCRによって基礎教育、生活スキルのトレーニング、HIV/AIDSの認識と予防、ジェンダーへの配慮に関するトレーニング、戦争被害を受けたコミュニティーへの平和教育プログラムなど難民の教育を支援するために使用される。残りの3分の1は、NGO「Right to Play」によって実施される、難民の子供たち向けのスポーツや遊びのプログラムに充てられる。
http://digitallife.jp.msn.com/article/article.aspx/articleid=52034/

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突然、ビル・ゲイツがマイクロソフトから退き、「慈善事業に力を入れていきたい。」と言ってい世界を驚かせたのが去年の事・・・。
またこの、突然ファンドライジング戦略が世界同時進行中だというから驚き。ビジネス界を離れても彼の活動から目が離せませんね。

私も、先ほどそのサイト「http://click4thecause.live.com/で検索してきたのですが、これだけの事で寄付ができた事に感激。3月31日にちまでオープンしているようなので、皆さんも是非この機会にこのサイトに立ち寄って検索・募金してみては如何でしょうか。




久しぶりにSFより投稿です。
少しばかりアメリカを離れていまして、帰ってきたら山のようなジャンクメール。寄付のお願いの手紙も数枚混ざってたので紹介します。何かのアイディアになれば。

American Heart Association(医療系)より、「心臓発作はアメリカNO1の病気・・・」で始まる手紙。医療の躍進と心臓血管に関する病気の治療の為に$15、$10、$25、か好きな寄付額での寄付。私の住所入りシールが50枚ほど同封。なかなか可愛い。(クリスマスカードを送る時に送り主欄に貼るようなもの)

Habitat for Humanity(地域開発・発展系) より、「親愛なる友達へ・・・」で始まる手紙。釘を買う為に$20、屋根の道具を買う為に$35、寝室のドアを買う為に$50、か好きな寄付額での寄付。同じく住所入りのシールが同封。

KQED (メディア系) より、「親愛なるMOTOKO・・・」で始まる手紙。去年の寄付額が明記され、今年のリーダーシップ・サークルへの誘い。(寄付額は自分で書くようになっている。)

CityTeam(ソーシャル系)より、「親愛なるMotoko・・・」で始まる感謝祭前に出されたであろう手紙。ホームレスの皆さんに七面鳥と感謝際に伝統的な夕食をご馳走しよう。と題して夕食チケットが同封。夕食15人分$28.35、夕食20人分$37.80、可能な限りの人に夕食を寄付額自由。

Case Western Reserve University(母校)より、寄付活動の一環であろうと思われるチラシ。クリスマスプレゼント用に大学公認ランプ$159の申し込み案内。

その他にも、AIDS/LifeCycle(医療・ソーシャル系)やRebuilding Together(地域開発・発展系) などのNPOからニュースレターや新年会の案内が、飛行機会社から貯まったマイルをNPOへ寄付する提案の手紙。などがありました。

このようにアメリカでは秋口から年末にかけて寄付集めが盛んに行われています。
しかし・・・どこで私の住所を調べたのか彼らのマーケティング・リサーチにも興味がありますね〜。
メールキャンペーン

Food Bank

これ、なんだかわかります?  

久し振りに、サンフランシスコより投稿です。

数日前に家のロビーに突然現れたこのドラム缶なんですが、よーくみるとFood〜とかって書いてあります。見えます?
アメリカではこのような置物がカフェや教会、学校などで時々見かけることがあります。

実はこの赤いドラム缶はFoodBankが置いていったものなですね。FoodBankとは直訳して「食べ物銀行」とでも言いましょうか。アメリカの大きなNPOです。簡単に彼らの活動を要約すると、色々な食べ物を会社又は個人から寄付してもらって低賃金の人やホームレスの人、その人たちを支援している他の団体に「食べ物」を支給する団体です。

ドラム缶の中をこっそり見てみると・・・パンや缶詰、シリアル、クラッカーなどが入ってるようでした。

私も以前FoodBankでふら〜とボランティアをした事があるんですが、FoodBankはその名に相応しく、巨大な倉庫の中にあらゆる食べ物が陳列されていて、買い物客がいない大型スーパーのような感じでした。

その時は30人くらい私と同じようにふら〜と集まったきたボランティの人達と一緒に、ハム系の肉を秤で同じ分量に分け、小さい袋に入れるお手伝いをしました。簡単な作業なので誰でも気軽にできます。その袋詰めにされた肉はその後「低賃金の人たちの所へ配る」と言っていました。お金持ちリストの存在は知っていましが、その逆のリストもあるんだなー。などと関心したのを覚えています。
その後は皆でピザとビールで会食を楽しみました。

金銭の寄付はちょと・・・という人でも、モノやタレント、時間の寄付ならOKという人がいるかもしれませんね。

もかちゃん、サンフランシスコからの投稿、ありがとうございます。

「夜蝶の会」のごみ拾い清掃の話、確かに興味深い現象です。

先日、朝まで飲んでいて、朝5時過ぎに新宿の歌舞伎町を歩いていると、街角のそこかしこに、数名単位でたむろしているホストさんたちが、私の見ただけでも百名以上いて、仕事あがりの時間を所在なさげにすごしていました。

朝日の中、ダークスーツのホスト集団がどの通りにもたむろっている姿って、異様な感じでした。

しかし、彼らが、歌舞伎町のごみ拾いをやるというのは、ある種、そうした行為が「粋」だと感じるような風潮が出てきているということなんでしょうね。しかも、そうした「粋」さが女性にも受け入れされやすい(要はモテやすい?)というか。

仕事人では魅力がなく、趣味人だけでも人間的深みが感じられず、チャリティーや社会貢献までやって初めて一人前の大人という風潮ができることって、社会の成長の過程では、とても当然かついい流れなのかもしれません。

ファンドレジジングを考えると、日本に「寄付文化」を定着させるうえでは、やはり「俺は寄付している」「私は、NPOの会員している」というのが、大人の当然のマナーというか、「粋」な行為だという雰囲気を作る必要があります。

そのためには、やはりオピニオンリーダーとか、みんながライフスタイルを真似たいと思っている人がそうした寄付行動をとっているということが示されることが必要なんでしょうね。

こうした視点では、ホワイトバンドキャンペーンのCM(中田英寿などの有名人が多数でてくる)や、プランインターナショナルのアエラなどでの「私もチャイルドスポンサーシップやってます」という有名人の一ページ広告などは効果が大きいといえますね。

久しぶりのSFからの投稿です。今回はSFからの話ではないのですが、興味深い記事を発見したので載せときます。

以下毎日新聞より。
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[歌舞伎町]ホストのボランティア団体が清掃活動 新宿
 東京・新宿の歌舞伎町でホストたちがボランティア団体を結成して、街の清掃活動をしている。ホストクラブの代表4人が発起人。14日夜も、黒いスーツ姿の約100人が参加し、30分余りで45リットルサイズ約20袋のごみが集まった。

 ボランティア団体は「夜鳥(やちょう)の界(かい)」。歌舞伎町でホストクラブを経営する手塚真輝さん(28)ら4人が、一昨年10月の新潟県中越地震の直後、被災地の長岡市で被災者の話し相手をするなど慰問活動をしたのがきっかけ。高齢者や子供に喜ばれ「ホストも社会の役に立てる」と実感した。


 一方で、若いホストたちが平気で遅刻するなど、いいかげんな面が気になっていた。「自分も含めて、心が成長するきっかけになれば」とごみ拾いを思いつき、昨年9月にスタート。渋る従業員には、こう言って説得した。「謙虚な態度で常識的に振る舞うことが、歌舞伎町では逆に目立つことだし、カッコいい」


【奥山智己】
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最後の「謙虚な態度で常識的に振る舞うことが、歌舞伎町では逆に目立つことだし、カッコいい」というコメントに思わず眉をしかめてしまいまいした。

アメリカでは、カクテルパーティとかで「何処どこの理事をしている」とか「趣味はGive Away!」なんてボランティアや寄付していることを堂々と周りに語っている人を見かけます。恐らく本人も「カッコいい」と思っているし、聞いている人も「カッコいい〜。」と思っているのではないかと思います。

しかし日本にもボランティアをカッコいい!と思っている人達が、それも歌舞伎町にいるとは!? 若いホストさん達に続いてボランティアや寄付のカッコよさが伝わってくれれば、NPO業界も面白い展開になるかも知れませんんね。楽しみです。

先日すごいファンドレイジングを体感いたしました。アメリカには“エンジェル”と言われているお金持ちの個人投資家が沢山いますが、先日参加したKeiretsu Forumというアメリカで一番アクティブなエンジェル・ネットワークが主催したイベント、“Sports for Charity”についてお話したいと思います。

ちなみにKeiretsuとは、日本語の「系列」の意味からきています。以下抜粋:"Keiretsu" definition Keiretsu is a Japanese term describing a group of affiliated corporations with broad power and reach.

このイベントはとても素敵なカントリークラブで行なわれたのですが、昼間はゴルフやテニスを楽しみ、夕方頃からカクテルを飲みながらサイレント・オークション。その後にディナーを食べながらライブ・オークション。もちろんここで集めたお金は全額NPOへ寄付されます。私は、ちなみに今回このイベントでテニストーナメントのお手伝いしました

色々面白いことがあったのですが、その中でも驚いたのが$25,000(1=114円と計算して2,850,000円)の小切手をオークションの中で9人のエンジェルがポーンっと寄付したことでしょう。その間7分。225, 000ドル! 約2,565,000円!!

その他のライブ・オークションでは・・・プライベート飛行、ハワイ旅行、中国へ車椅子を届ける旅、野球の試合を特別席で観戦、など豪華でユニークな寄付品があり、それを合計すると・・・一晩でいくら寄付を集めたのでしょうか。その他にも、ゴルフやテニスの参加費。ディナー費。サイレント・オークションなどを加えると、4〜5千万円くらいは集めたのではないでしょうか。

また、詳しいことが分かりしだいアップしたいと思います。

さすがエンジェル!!!

私が住んでいる北カリフォルニアには非営利団体が運営するKQED- Public Broadcasting For Northern CaliforniaというPBS放送局があります。

ある夜、何気なくテレビを見ていると、目に入りこんできたのはベストセラー「金持ち父さん貧乏父さん」シリーズでもお馴染みのロバート・キヨサキ氏(通称:金持ち父さん)。

彼に影響されている私は、「おおお。こんなところに金持ち父さんが・・・」と偶然の発見に興奮しながらも、彼の十八番であるキャッシュ・フローや従業員や投資家の違いなどについての話を聞いていた。

と、番組の中頃から急にテレビ・ショッピングのようなセールスチックな雰囲気に変わり、「$XXX KQEDに寄付をすると不動産投資のセミナー2枚チケットが無料でゲット!」と彼が突然KQEDへの寄付をお願いをし始めた。さすが彼は凄腕のセールスマンだけあって、その視聴者を口説くテクニックは素晴らしい! 

ロバート・キオサキの他にも、アメリカで人気番組のApprenticeのドナルド・トゥランプ、#1スピーカーパフォーマンスのトニー・ロビングス 、 スター的なファイナンシャルプランナー、スージー・オーマンなど 素晴らしいメンバーがスピーカーとして参加する2日間のセミナー・・・の割には驚きの価格!!! 「ちょっとインチキくさいけど凄く面白そう」と思った私は・・・

*日本の皆さん。彼らのことを知らない人はスミマセン。(ゴルフ界ではタイガーウッズ。フィギュアスケートでは荒川静香選手。のような、この業界(不動産やファイナンス系)では誰もが知っているであろうと思われる人達でなんす。^^)

早速、テレビに記載されている番号へ電話をかけて切符を購入。いや。KQEDへ寄付をした。そうなんです。動機はどうであれ、KQEDへ寄付をしたんです!!

そのセミナーは先月行なわれましたが、なんとサンフランシスコで6万1千人余りが出席したようで、こんな人数のセミナーはサンフランシスコの歴史初ということでした。

また、キオサキ氏はセミナーの中で、「このイベントで彼が集めたお金は全部KQEDへ寄付します。」と言っていました。不動産購入の頭金集めと、ファンドライジングを掛け合わせ、「お金集めは、アイディアが勝負。」と彼からの言葉に同感。

こんな風にビジネス・リーダーやオピニオン・リーダー、裕福な人達が、スキルやアイディアを活かし“地域に貢献”するいい見本でもありますよね。

もかちゃん、4月10日の2連続投稿ありがとうございます。
サンフランシスコで日々実際のアメリカNPOのファンドレイジングにふれているもかちゃんの投稿、引き続き楽しみにしています。

アメリカのNPOの主催するファンドレイジング・イベントに参加すると、本当に「粋にお金を集める」というテーマについて考えさせられますよね。

サンフランシスコのPACEのイベントでも、「単にパーティー・社交好きな人」という人たちがボランティアで沢山かかわっているという感覚が、イベントの「面白さ」を感じさせますね。

ここで、最近読み始めた読者の皆さんに解説です。

このファンドレイジング道場の中で、「サンフランシスコ便り」のカテゴリでは、サンフランシスコに在住の神山元子さん(愛称もかちゃん)から、投稿していただいています。彼女自身、アメリカの大学院でNPOマネジメントの修士を取得して、その後サンフランシスコで働いている方です。

これからも、サンフランシスコ便りをお楽しみに!

当初はこんなに一つのネタで長ーく引っ張って書くつもりは無かったけれど、気がついてみると3部構成になっていました“ハリウッド・ナイト”。最後まで、お付き合い下さい。

さて、前回までは、イベント前の話しでしたが、今回はイベント中と後の話をします。


いよいよ、イベント当日。私も怪しげなセクシードレスを着て会場に向かいました。残念ながらファンド・ライジング委員会メンバーが到着する頃には赤いカーペットやパパラッチはスタンバイしていませんでしたが・・・。(私もセレブの気持ちを味わいたかった〜

イベント当日のみボランティアのメンバーはだいたい50−60人ほど。彼らはチケット代を払わない代わりに、2時間ボランティをしそれ以外は自由。自由に飲んだり踊ったりして楽しめます。つまり“Win-Win”なんですね。日本語だと・・・“勝つ・勝つ”??? 「お互いさま」って感じですね。

ボランティアの内容は・・・会場セットアップ係り、パパラッチ役、群集役、コート預かり受付、ゲスト受付、オークション係り、セキュリティー、食べ物や飲み物を並べたりサーブ係り、パーティの後の片付け、など。

こんな気軽にできる2時間のボランティアならいくらでも人が集まります。金銭以外のこのようなボランティを称して“In-Kindギフト”と呼んでいます。このような労働力を提供することもりっぱな寄付です。有料で同じ仕事をしてもらうと大変な出費になっていたでしょう。ただ、酔っ払って使えないボランティも数人いましたが・・・。

イベント中は、メンバーも、当日ボランティアも、ゲスト(ここでは“セレブ”)も、パーティを十分に楽しみ、その上ちゃっかりと資金調達(ファンド・ライジング)もいたしました。オークションも大好評。セレブな雰囲気で、お酒が入ると太っ腹になるんでしょうね〜。

このな調子で、このパーティーは夜中の1時頃まで続きました。後はボランティの協力を得て、後片付け。女性達はセクシーな靴をそこらに投げ捨て、片付けに専念。結局、会場を出たのが夜中の3時頃だったでしょうか。とても長い、でも充実したハリウッド・ナイトでした


さて。さて。ここからです!!!  イベントが終わったからと言って、PACEの事を忘れるわけにはいかず、すぐフォローアップの「OO月XX日打ち上げパーティにご招待」というメールが私のもとへ届く。

そうなんです。パーティが終わってもファンド・ライジングは永遠と続くんです。パーティに来てくれたゲストには、マリリンモンローとプレスリーと一緒に撮った写真が買えるとの事で、PACEのウェブサイトへ招待。ハリウッド・ナイトではあえて前面にはださなかった、団体の事を知ってもらういいチャンスでもあります。

今回のイベントでゲストのコンタクト・リストも増え来年のパーティへのご招待や、アニュアル・ファンドライジング(通常アメリカのNPOは、一年の資金調達計画があります。)にも使えます。また、地元の新聞や雑誌に写真やインタビューを記載したりしていかに、ユニークなパーティだったかを伝えます。もちろん来年のハリウッド・ナイトを意識した内容です。


終わりに・・・・ここまで、お付き合い下さいまして有難うございます。

このサンフラン・シスコ便りの意義は、ファンド・ライジングにも色々あるんだなーと感じていただけることですアイディアのあるところにお金は集まります人も集まります。「日本人は寄付の習慣がないからな〜。」とか、「ファンドライジングする時間なんて無い!」なんて言わずに、視点を変えてファンド・ライジングするエネルギーにつながれば、サンフランシスコ便りのミッションは達成です。

さて、次回は別の団体のファンドライジングの話をしましょう。何がいいかな〜。




当初はこんなに一つのネタで長ーく引っ張って書くつもりは無かったけれど、気がついてみると3部構成になっていました“ハリウッド・ナイト”。最後まで、お付き合い下さい。

さて、前回までは、イベント前の話しでしたが、今回はイベント中と後の話をします。


いよいよ、イベント当日。私も怪しげなセクシードレスを着て会場に向かいました。残念ながらファンド・ライジング委員会メンバーが到着する頃には赤いカーペットやパパラッチはスタンバイしていませんでしたが・・・。(私もセレブの気持ちを味わいたかった〜

イベント当日のみボランティアのメンバーはだいたい50−60人ほど。彼らはチケット代を払わない代わりに、2時間ボランティをしそれ以外は自由。自由に飲んだり踊ったりして楽しめます。つまり“Win-Win”なんですね。日本語だと・・・“勝つ・勝つ”??? 「お互いさま」って感じですね。

ボランティアの内容は・・・会場セットアップ係り、パパラッチ役、群集役、コート預かり受付、ゲスト受付、オークション係り、セキュリティー、食べ物や飲み物を並べたりサーブ係り、パーティの後の片付け、など。

こんな気軽にできる2時間のボランティアならいくらでも人が集まります。金銭以外のこのようなボランティを称して“In-Kindギフト”と呼んでいます。このような労働力を提供することもりっぱな寄付です。有料で同じ仕事をしてもらうと大変な出費になっていたでしょう。ただ、酔っ払って使えないボランティも数人いましたが・・・。

イベント中は、メンバーも、当日ボランティアも、ゲスト(ここでは“セレブ”)も、パーティを十分に楽しみ、その上ちゃっかりと資金調達(ファンド・ライジング)もいたしました。オークションも大好評。セレブな雰囲気で、お酒が入ると太っ腹になるんでしょうね〜。

このな調子で、このパーティーは夜中の1時頃まで続きました。後はボランティの協力を得て、後片付け。女性達はセクシーな靴をそこらに投げ捨て、片付けに専念。結局、会場を出たのが夜中の3時頃だったでしょうか。とても長い、でも充実したハリウッド・ナイトでした


さて。さて。ここからです!!!  イベントが終わったからと言って、PACEの事を忘れるわけにはいかず、すぐフォローアップの「OO月XX日打ち上げパーティにご招待」というメールが私のもとへ届く。

そうなんです。パーティが終わってもファンド・ライジングは永遠と続くんです。パーティに来てくれたゲストには、マリリンモンローとプレスリーと一緒に撮った写真が買えるとの事で、PACEのウェブサイトへ招待。ハリウッド・ナイトではあえて前面にはださなかった、団体の事を知ってもらういいチャンスでもあります。

今回のイベントでゲストのコンタクト・リストも増え来年のパーティへのご招待や、アニュアル・ファンドライジング(通常アメリカのNPOは、一年の資金調達計画があります。)にも使えます。また、地元の新聞や雑誌に写真やインタビューを記載したりしていかに、ユニークなパーティだったかを伝えます。もちろん来年のハリウッド・ナイトを意識した内容です。


終わりに・・・・ここまで、お付き合い下さいまして有難うございます。

このサンフラン・シスコ便りの意義は、ファンド・ライジングにも色々あるんだなーと感じていただけることですアイディアのあるところにお金は集まります人も集まります。「日本人は寄付の習慣がないからな〜。」とか、「ファンドライジングする時間なんて無い!」なんて言わずに、視点を変えてファンド・ライジングするエネルギーにつながれば、サンフランシスコ便りのミッションは達成です。

さて、次回は別の団体のファンドライジングの話をしましょう。何がいいかな〜。




ご無沙汰していますー。前回のサンフランシスコ便りを書いてから早2ヶ月ほど経ちました・・・。書く内容を忘れる前に早速書き足したいと思います(笑)。

前回の続きと言うことで「イベントの企画、マネッッジメント側からの話」です。

確かイベント企画は4−5ヶ月前から始まり、中心的ファンドライジング委員は25人ほど。小規模なNPOの方々は「残念ながら、うちには理事会を合わせても、25人も関係者はいないのよね〜。」と思っているのでは・・・?

そ・れ・が、実は1000人規模のイベントを企画・実行したのは、主催団体のPACEからは理事会から2人だけのみの参加。後のメンバーはボランティアという面々。昼間は普通に仕事をしている人で、それもNPOにまったく関係のない人が大部分。「そもそもAutismって何よ?」っていうPACEの活動自体知らない人が全体の7−8割ほどを占めていたのではないでしょうか。その頃、私も自慢では無いですがAutismという病気を知りませんでした。

例えば委員会のメンバーはどんな人がいたのかと言うと・・・不動産関連の人、広告代理店勤務の人、デザイナー、金融や投資銀行の人、IT関連の人、レストラン関連の人、財団の人、起業家の人、単にパーティー・社交が好きの人。など等。独身のプロフェッショナル系で、社交好きな人が多かったように思います。また、女性が若干多かった印象があります。

個人的なメンバーに対しての感想は、ある程度責任感があって、知り合いが沢山いて、面白いことがしたいないなーと思っているエネルギッシュな人。NPO関係者でなくても、ファンド・ライジング関係者でなくても、あなたの周りにそのような人が周りに大勢いるんじゃないでしょうか?? 面白い企画には、色々なところから人が集まってきます。 

さて、企画の大まかな流れとしては・・・

自己紹介。前回のイベントの写真や概要の説明。前回のイベントの反省も踏まえ、目的やゴールなど、イベントの戦略を決める

3−4人ほどの小さいグループに分ける。例えば、資金調達係り。オークション係り。食べ物・飲み物集め。宣伝・広告。ウェブやプログラムのデザイン係り。ボランティア係り。など。

その後、グループ内で連絡を取りあって細かい事を決め実行する。

月1−2回くらい委員会全体で集まって、グループの報告や他の人へのヘルプをお願いする。例えば、「オークション品の集まりが悪い。知り合いの人へ声かけて下さい!」「当日のボランティア確保のため、興味のありそうな知り合いに声へかけてください。」など。

会議以外の連絡はE-mailと電話会議で密に連携を図る。

メンバーで共用できる寄付やオークション品のデータベースをつくり、各自でアップデートできるようにする。

やる気が落ちているメンバーには、リーダー的な人から「最近どうよ?」と声がかかってくる。

イベント企画とは別に、PACEの活動やAutismについて知ってもらうために、PACEツアーなるものがファンドライジングメンバーの為に企画。なぜかそのツアーは平日だった為、私は参加できませんでしたが、メンバーに団体を理解してもらうのも不可欠なことだと思います。

イベントの一ヶ月くらい前に、プリ・パーティ(前夜際のようなイベント)を開き、パーティの宣伝と、資金集め、Early Birdのチケット購入を「OO月XX日までに購入すると、30%OFFですよ〜」というようにチケットの購入を促します。このプリ・パーティは、サンフランシスコ市内のバーを貸し切って行ないました。シンプルな飲み物と軽食だけのパーティで、数百人くらい集まったんじゃないでしょうか。 もちろんこのときに集めたお金もPACEへ行きます。ファンド・ライジングです!!

宣伝・宣伝・宣伝! いよいよ日が近くなると、宣伝チームを筆頭にE-mail、ポストカード、ラジオ、新聞、オンライン・カレンダー、口コミ、あらゆるツールを使って宣伝しまくる。

このようなボランティアが集まってのイベント企画では、リーダがいかにボランティアの“やる気”を維持できるか。経験・ネットワークを引き出せるかにかかっています!
 
小規模のNPOは使える資源(人・物・金)が少ないのが悩み。優秀なボランティアは団体にとっては“宝の山”です。

次回は、イベント中・後の話をしましょう。





ご無沙汰していますー。前回のサンフランシスコ便りを書いてから早2ヶ月ほど経ちました・・・。書く内容を忘れる前に早速書き足したいと思います(笑)。

前回の続きと言うことで「イベントの企画、マネッッジメント側からの話」です。

確かイベント企画は4−5ヶ月前から始まり、中心的ファンドライジング委員は25人ほど。小規模なNPOの方々は「残念ながら、うちには理事会を合わせても、25人も関係者はいないのよね〜。」と思っているのでは・・・?

そ・れ・が、実は1000人規模のイベントを企画・実行したのは、主催団体のPACEからは理事会から2人だけのみの参加。後のメンバーはボランティアという面々。昼間は普通に仕事をしている人で、それもNPOにまったく関係のない人が大部分。「そもそもAutismって何よ?」っていうPACEの活動自体知らない人が全体の7−8割ほどを占めていたのではないでしょうか。その頃、私も自慢では無いですがAutismという病気を知りませんでした。

例えば委員会のメンバーはどんな人がいたのかと言うと・・・不動産関連の人、広告代理店勤務の人、デザイナー、金融や投資銀行の人、IT関連の人、レストラン関連の人、財団の人、起業家の人、単にパーティー・社交が好きの人。など等。独身のプロフェッショナル系で、社交好きな人が多かったように思います。また、女性が若干多かった印象があります。

個人的なメンバーに対しての感想は、ある程度責任感があって、知り合いが沢山いて、面白いことがしたいないなーと思っているエネルギッシュな人。NPO関係者でなくても、ファンド・ライジング関係者でなくても、あなたの周りにそのような人が周りに大勢いるんじゃないでしょうか?? 面白い企画には、色々なところから人が集まってきます。 

さて、企画の大まかな流れとしては・・・

自己紹介。前回のイベントの写真や概要の説明。前回のイベントの反省も踏まえ、目的やゴールなど、イベントの戦略を決める

3−4人ほどの小さいグループに分ける。例えば、資金調達係り。オークション係り。食べ物・飲み物集め。宣伝・広告。ウェブやプログラムのデザイン係り。ボランティア係り。など。

その後、グループ内で連絡を取りあって細かい事を決め実行する。

月1−2回くらい委員会全体で集まって、グループの報告や他の人へのヘルプをお願いする。例えば、「オークション品の集まりが悪い。知り合いの人へ声かけて下さい!」「当日のボランティア確保のため、興味のありそうな知り合いに声へかけてください。」など。

会議以外の連絡はE-mailと電話会議で密に連携を図る。

メンバーで共用できる寄付やオークション品のデータベースをつくり、各自でアップデートできるようにする。

やる気が落ちているメンバーには、リーダー的な人から「最近どうよ?」と声がかかってくる。

イベント企画とは別に、PACEの活動やAutismについて知ってもらうために、PACEツアーなるものがファンドライジングメンバーの為に企画。なぜかそのツアーは平日だった為、私は参加できませんでしたが、メンバーに団体を理解してもらうのも不可欠なことだと思います。

イベントの一ヶ月くらい前に、プリ・パーティ(前夜際のようなイベント)を開き、パーティの宣伝と、資金集め、Early Birdのチケット購入を「OO月XX日までに購入すると、30%OFFですよ〜」というようにチケットの購入を促します。このプリ・パーティは、サンフランシスコ市内のバーを貸し切って行ないました。シンプルな飲み物と軽食だけのパーティで、数百人くらい集まったんじゃないでしょうか。 もちろんこのときに集めたお金もPACEへ行きます。ファンド・ライジングです!!

宣伝・宣伝・宣伝! いよいよ日が近くなると、宣伝チームを筆頭にE-mail、ポストカード、ラジオ、新聞、オンライン・カレンダー、口コミ、あらゆるツールを使って宣伝しまくる。

このようなボランティアが集まってのイベント企画では、リーダがいかにボランティアの“やる気”を維持できるか。経験・ネットワークを引き出せるかにかかっています!
 
小規模のNPOは使える資源(人・物・金)が少ないのが悩み。優秀なボランティアは団体にとっては“宝の山”です。

次回は、イベント中・後の話をしましょう。





さて、第一回目のお話として、実際に昨年ファンドライジング・コミティー(委員会)に参加した時のNPOのスペシャル・イベント“ハリウッド・ナイト”についてお話したいと思います。(http://www.pacificautism.org/hollywood2005/index.shtml

目的:資金調達。(つまり、ファンド・ライジング!)
主催:Pacific Autism Center for Education (http://www.pacificautism.org/)というNPOでAutism(辞書によれば「自閉症」とありますが、日本で使われている語彙とちょっと違う風に思います。)の子供と家族を支援する団体。
ファンド・ライジング委員:約20人
当日ボランティア:約50人
時間:イベント時間は8PMから1AM。

その他:
パーティに参加するにはチケットが必要でVIPが$120、8人掛けのテーブルが$600、$45と$60の普通のチケットがあり、事前に購入。
オークション:
オークションには、基本的にサイレント・オークションライブ・オークションと分けられます。
サイレント・オークションとは、・・・静かにするオークションです。商品の前に紙が置いてあって、その紙に自分が買い取りたいと思う希望価格を書きます。オークション終了時に一番値段を高くつけた人が買う権利を得、商品と交換する。
今回の出品では、ビンテージものワイン、宝石類、マッサージ・チケット、別荘に宿泊できる切符、絵、など様々なものがありました。
ライブ・オークションとは、・・・築地で仕入れをする人みたいに、公衆のなかで買値を叫び、高い値段を付けた人が買い取る。例えば、協奏楽団の特別席チケット、高級レストランの食事券、2人7日間のクルージング、などがオークションにかけられていました。

パーティのシーン:
パーティのシーンとしては、アカデミー賞を再現する形で、赤いカーペットを引いてゲストのお迎え。カーペットの横には数人のパパラッチ(ボランティア)が感性を上げている。チェックインを済ませると、カメラマンが写真を撮る。(後でウェブ上売る)ホールに入るとシャンペン、カクテル、オードブルなどが用意されていて、社交の時間。ホールの片隅にマリリン・モンローとエルビス・プレスリー(注意:もちろんパネルです。)と写真撮影できる場所があり、その写真も後で購入可。

しばらくしてライブ・オークションが始まる。オークション品や食べ物、飲み物などは全てお店や個人から寄付してもらったもの。もちろん売上は全部PACEへ。その後音楽がステージで演奏されゲストは踊り楽しむ。

普通はこんな格好できないでしょう??・・・と思うくらい気合入れてドレスアップ。タキシード姿の男性にエスコートされながら、シャッターを浴びながら赤いカーペットを歩く。女性なら誰しもそんな機会を密かに待ち望んでいるのでは。まさに(フェイクな)夢のハリウッド・スター。フェイクでもいいじゃない。楽しければ♪

NPO、寄付云々という前に、素直にこんなパーティに行ってみたいと思いませんか? そうなんです。寄付集めはアイディア勝負なのです。

では、次回はこのイベントの企画、マネッジメント側からのお話です。

場所:SFにあるRegency Center, 所要人数は1000人ほど。

ハリウッドと言えば、アカデミー賞。
アカデミー賞と言えば、…豪華なホテルでのレセプション。赤いカーペットの上をドレスアップした女優やタキシード姿の男優が颯爽と通り、たくさんのパパラッチからのフラッシュ。見物人。と、ざっとこんな風なイメージが浮かぶのではないでしょうか? 

多くのアメリカ人の憧れでもあるアカデミー賞。そのシーンを普通の人に演出し、且つ“資金調達の場”として利用する・・・。うーん。なかなかいいアイディアだと思いませんか?ファンドライジングはアイディアが勝負です。

幸運にもNPOのメッカ、サン・フランシスコ(SF)近辺に在住するブログ主のお友達モカが、SFより特にファンドライジングやNPO関係で「面白いな〜」と思ったことを徒然なるままにレポートしていきたいと思います。書いて欲しいこと、調べて欲しいことがあれば、気軽にお知らせください〜♪ 

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