ファンドレイジング道場

民間非営利組織(NPO)や社会起業家のファンドレイジング(資金調達)についての考え方、アイデア、事例などを発信しています!

カテゴリ: よろずFRスキル

日本代表、世界ランク5位のベルギーに勝ち切りましたねえ。

サッカー好きの私としては、朝から超元気になりました。

個人的には、あるシーンがものすごく印象に残りました。

それは、日本代表のパラダイムを変える、ゴール後の10秒。

ファンドレイジングにも通じる、「パラダイム」の大切さ、とは・・・?



==========■ 今日の道場 ■===============

1 柿谷選手にみる、日本代表のパラダイム
2 ファンドレイジング日本2014、というチャレンジ
3 企業の社会貢献としてのSalesforce

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☆★☆ 1 柿谷選手にみる、日本代表のパラダイム ☆★☆

嬉しいですねえ。ついに欧州遠征、オランダ戦の惜しい引き分けを経て、
世界が注目する世界5位(日本は44位)のベルギーに相手に、
ベルギーホームの5万の観衆の逆風の中、勝ち切りましたねえ。

試合自体、ミスから失点する嫌な流れを、柿谷のゴールで追いついた前半。
その後の本田、岡崎の素晴らしい流れからの得点、そして最後まで集中力を
切らさずに、守り切った試合展開。

終止、「勝ち切る」という気合を感じるゲームでした。

その一番の象徴的シーンだなと感じたのが、1点目の柿谷選手の同点ゴール。

前の試合のオランダ戦で勝利への決定的チャンスにゴールを右にはずしてしまった
柿谷。

見事なヘディングで前半同点ゴールを決めた後。

ニコリともせず、いつものうつむき加減な姿勢で。
すぐにゴールのボールを拾い、「さあ、次!」とセンターサークルに走る姿。
時間にして10秒ほどのシーン。

嫌な展開での同点ゴール、喜びを爆発させることだってできた。

親善試合で、勝ち点があるわけじゃない。

しかも相手は、格上。次回W杯でシード国にもえらばれ、台風の目といわれる
世界ラング5位の世界の注目するベルギー。

でも、「勝つ」。同点なんかじゃ喜んでられない。
相手のベルギーの選手も、「こいつら、絶対勝つ気だ」と感じたと思います。

試合全般を通じて、欧州の強豪国に「勝つ」というパラダイムに支配されている
日本代表を初めて見れたように思います。

この数年、本田選手は、このチームに、前に進む勇気を与えてきました。
そして、長友選手がどんな一流選手にも一対一では負けないという意気込みを
見せ続けてくれました。

その中で、イタリアに2点リードしながら、逆転されて追いつきながら、
最後に負けたコンフェデ杯。

何度も勝ち切るチャンスがありながら引き分けに終わったオランダ戦。

そして、飢えたチームは、世界の強豪に「勝つ」というパラダイムが、ついに生まれた。
それをチームのパラダイムとして可視化したのが、この柿谷選手のゴール後の10秒
だったような気がしました。

「パラダイム・シフト」

「自分たちは、勝ち切ることができる」というパラダイムを確信として、信念として
持つことができるか。

それが、ビックゲームを制する、言い換えれば社会に変化を生み出せるNPOに
なれるか、なれないかの最初の大切なハードルなんだと思います。

でも、そのハードルを越えるのは、本田選手の信念だけでは難しいように、
「そう思う」ことが第一歩でありながら、それだけでは実現できない。

チームとして、仲間と一緒に、ひとつひとつ小さな勝ちに真剣にチャレンジして、
失敗にも恐れずチャレンジして、倒れても立ち上って、前に、前に、進んでいる
人たちが、チームとして「飢え」を共有できたときに、たどりつける
そんな パラダイムなんだと思います。

サッカーファンを続けて20年くらいになりますが、ついに、日本代表が新しい
パラダイムを得るきっかけになったと、後世振り返ることになりそうな、
そんな、柿谷選手のゴールのあとの10秒でした。

まず、自分たちの可能性を信じる。自分たちが勝ち切ることを信じる。

そして、仲間とともに、それが組織の「パラダイム」になる瞬間を目指して、
ひとつひとつ、積み重ねていきましょう。



==========■ Coffee Break ■==============

パラダイムの転換は、逆境の中で起こる

By スティーブン・R・コビー

困難な状況に遭遇した時、パラダイム転換が起こることが多い。
困難に直面した人は、従来とまったく違った見地から世界、自分自身、周りの人、
自分に要求されている事柄を見るようになる。
そうした状況においても主体的な人の態度は、自分自身の価値観を映し出すものであり、
まわりの人々の精神を高揚させ、彼らに勇気と希望を与える。

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☆★☆ 2 ファンドレイジング日本2014、というチャレンジ ☆★☆

忘れもしません。

ファンドレイジングが広がり、チャレンジする人が増え、成功していくために、
何よりも大切なことって、「新しい制度」でも「こうすべきだっていう説教」でも
なくって、「ワクワクして新しいチャレンジをやらずにおれなくなる」っていう場
なんじゃないかって。

ずっとそう思っていて、そういう場を創りたくて、まったくゼロから
ファンドレイジング日本2010(2010年2月)をみんなで企画して、
400人の定員で、募集を開始したのが2009年の10月。
その時、考える限り、全ての力を注いで、世界標準の最高の企画と登壇者を
揃えたつもりで、はじめました。

そして3ケ月近くたって、12月24日のクリスマス・イブになっても、
何と参加申込みわずか80人。

参加申し込みの締め切りは1月15日。あとわずか3週間。

これは、やはり早すぎたのか。やっぱり無料とか格安で採算割れになる企画にしないと
このセクターでは難しいのか。

しかし、そこから、神様もちょっと粋な計らいをしてくれました。

24日から、突然、毎日20人、30人と申込みが続くんです。
本当に鳥肌がたった。1月7日には一気に定員400人一杯になって、1週間早く
締め切ることになっていました。

そこから4年。ファンドレイジング日本は、登壇者と、ボランティアと、参加者と
司会で協力いただく方と、協賛企業・団体と、講演団体と、PRパートナーのみなさんと、
皆さんの力で、毎年、一歩一歩、成長させていただきました。

今回のFRJ2014(来年の2月1,2日。締切1月10日)。

10月から申込みを開始して、11月18日(月)で早割が終了しました。

参加登録者数。

既に720人越えです。

最終締切は1月10日ですが、全ての皆様に、この場を借りて心から御礼申し上げます。

昨日、講師のみなさんにお集まりいただき、講師会を開催しました。
ものすごい講師陣です。意欲も、元気も、実績も、社会を変える意欲も。

講師会の様子は⇒
http://blog.canpan.info/jfra/archive/1055 (講師の決意表明が見れます!)


☆★☆ 3 企業の社会貢献としてのSalesforce  ☆★☆

企業の人向けのセミナーですが、NPO等の方やプロボノ志向の方にもお薦めです。
Salesforceって、具体的なNPO支援ツールとして、結構活かせます。

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┃ Salesforce 社会貢献・成功事例紹介セミナー
┃ 〜社員が育ち、組織が変わる!
┃   明日からできる社会貢献活動プログラム〜

┃主 催:特定非営利活動法人NPOサポートセンター
┃協 力:セールスフォースドットコム・ファンデーション
┃    株式会社ファンドレックス

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本業を活かした社会貢献で、社員を、会社を元気にしたい!
そんな企業の皆様に、社員が育ち組織が変わる、
非常に有益な社会貢献活動の実践事例をお届けします。
今話題のゲストお二人に登壇いただき、成功の秘訣を聞ける貴重な機会です。
特にITサービスやテクノロジーに関する社会貢献、NPOの支援、人材育成
などに興味がある方は必見です。

第1回のゲストは、新興国「留職」プログラムで話題の
NPO法人クロスフィールズ代表理事 小沼大地氏、
第2回はSalesforce Partner Award 2013受賞の
トライコーン株式会社代表取締役 花戸俊介氏が登壇します。

…自社で社会貢献に取り組むには?…
 本業や強みを活かした社会貢献をとは?
 自社らしい社会貢献活動を実施するには?
 社会貢献といっても、何をやってよいか迷ってしまう?
 誰に聞いたらよいのだろう?

…社員が社会貢献やボランティアを実施したら!…
 社員が元気になり、リーダーシップが育成された!
 自社ブランドやPRができ、販路開拓につながった!
 新たなビジネスチャンスの発掘になった!など

各回とも基調講演+事例紹介+パネルディスカッションを予定しています。
事例紹介では社会貢献を通じて会社の本業売上へ貢献した事例や、
多くの刺激を受けたNPO等の非営利団体の現場の声が直接聞けるチャンスです。

ご参加お待ちしています。


▼第1回 セミナー概要………………………………………………………

■日 時:2013年11月28日(木)10:00-12:00 (受付9時30分より)

■基調講演:社会貢献活動で社員が育ち、組織が変わるその理由とは
       -- 日本企業が相次いで導入する「留職」プログラムの現場から --
       特定非営利活動法人クロスフィールズ 代表理事  小沼大地

■事例発表:企業によるsalesforceを活用したNPO支援事例のご紹介
   事例1:株式会社 日立ソリューションズ 中村祥子 氏
   事例2:株式会社セールスフォース・ドットコム 遠藤理恵 氏、三宅立晃 氏

■パネルディスカッション:小沼氏、事例発表者によるパネルディスカッション

■会 場:株式会社セールスフォース・ドットコム
 東京都千代田区丸の内2−7−2 JPタワー12階
      ・JR「東京」駅 徒歩約 1 分
      ・丸の内線東京駅 地下道より直結 /千代田線二重橋前駅 徒歩約 2 分
      ≪地図≫ http://www.salesforce.com/jp/company/direction.jsp

■申込み(無料)  https://ssl.form-mailer.jp/fms/d825863f272106


▼第2回 セミナー概要………………………………………………………

■日 時:2013年12月19日(木)10:00-12:00 (受付9時30分より)

■基調講演:『会社がもっと元気になる社会貢献活動プログラム』
      トライコーン株式会社 代表取締役 花戸 俊介
     (Salesforce Partner Award 2013受賞)

■事例発表:salesforceを活用したNPO支援事例のご紹介

■パネルディスカッション:花戸氏、事例発表者によるパネルディスカッション

■会 場:NPOサポートセンター 市ヶ谷研修所
     東京都新宿区市谷田町2-7-15 近代科学社ビル
      ・JR「市ヶ谷」駅 徒歩7分
      ・東京メトロ南北線 / 有楽町線「市ヶ谷駅」5番出口 徒歩3分
      ≪地図≫ http://g.co/maps/cfxm3

各回とも
■定 員:20人(先着順)
■対 象:社会貢献や人材育成に関心のある企業の関係者
     支援を受けたいNPO法人などの非営利組織の関係者
      ※特にITサービスやテクノロジーに関する支援に興味をお持ちの方

■お申込みフォーム: https://ssl.form-mailer.jp/fms/d825863f272106

こないだ出した、メルマガです。好評だったので、ブログでも載せますね〜

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ファンドレイザーを元気にするマガジン

ファンドレイジング道場〜黒帯への道  2013/11/13

※転送歓迎

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先日、鴨川でマッサージをお願いしたら、目の見えないマッサージ師の女性
「みやこさん」に出会いました。

彼女の言葉でとっても印象に残ったのは

「他人と過去は変えられなくても、自分と未来を変えることはできる」

彼女は、35歳でその心持ちに至り、今では周りの人たちにとても大切にされて
幸せだとおっしゃっていました。

「自分と未来を変える」

そのための、ファンドレイジングです・・・!?


==========■ 今日の道場 ■===============

1 CSVとチームビルディングマーケティング
2 早割締切(18日)ファンドレイジング日本2014

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☆★☆ 1 CSVとチームビルディングマーケティング ☆★☆

昨日、楽天大学学長の仲山さんにファンドレイジング研究会でお話しして
たいだいていて感じた事があります。

http://jfra.jp/frj/2014/session/228 (仲山さんのお写真)

今、CSR(Corporate Social Responsibility:企業の社会的責任)から
CSV(Creating Shared Value:価値共創)の時代へという言われ方をされます。

CSVって、企業が社会貢献をするだけではなくて、NPOや顧客と一緒に
社会に価値あるものを創りだしていこうという概念なのですが、
正直いって、企業向け、NPO向けにこの話をしても、ちょっとピンとこない
という人もたくさんいます。

仲山さんは、オンラインショップ楽天市場で、「プロジェクトコマース」
という、お客様に様々な体験をしていただいたり、一緒に製品をつくって
もらったり、一緒に夢を実現するという形での販売モデルを広めています。

楽天が社員25人のころから4万店の出店社を指導してきた、この業界の
まさに第一人者が、その中で行きついたところが、

「チームビルディングマーケティング」という概念。

企業(売り手)が、顧客や、ライバル企業や、業界を超えた人たちが
同じ「目指すべきもの」のために一緒にわくわくしながら販売するという
モデル。

例えばこれ、マイクロソフトは業界を組織したといわれますが、
アップルは顧客を組織化(チーム化)したといわれるように、
世界もそうした潮流なんだと思います。

日本でも、広島の木工所が、地域の森林保護NPOと連携して、
親子で、森林での木の伐採から、勉強机を親子で創るところまでを
体験し、それを購入するプログラムをやったら、田舎の木工所が大人気になった
という話もあります。

このチームビルディングマーケティングを成功させる要因って、

顧客が
・「自分ごと化」する仕組みがあか
・「未知との遭遇」を経験できるか
・成長と学びがあるか


の3要素だそうです。その3要素を単体の企業では実現できなくても、
NPOと連携して、「未知との遭遇」(森での伐採から環境教育まで)
はNPOが用意して、「自分ごと化」(親子で机を創る)は
企業が担うとかいったコラボが可能になります。

一緒に顧客がワクワクする体験を提供する。

現場知があるNPOがそうした機会を創ることで、普及啓発も進み、
支援者も増える。企業も顧客が満足して、価格競争以外の新しい価値を提案できる。

そうだなあ。

共創価値(CSV)といってもピンとこなくても、この3要素のチームビルディング
マーケティングなら、顧客の笑顔がみえる。

そんな気がしました。



==========■ Coffee Break ■==============

私たちにとって障害は制限(Limit)である。
でも、その障害に人生の幸せの実現を制限させる(Limit)かどうか、
つまり名詞のLimitに動詞の役割を果たさせるかどうかは、
本人と家族の決意(Determination)による。


By アメリカのダウン症の女性で、ドーバー海峡を泳いで渡り、自ら
カレン財団を発足させた、「全米でもっとも影響力のあるダウン症の女性」
カレン・ガフニー

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☆★☆ 2 いよいよ早割締切(11月18日)!ファンドレイジング日本2014 ☆★☆

冒頭の楽天大学の仲山学長はじめ、海外、国内の成功事例、先端事例が集まる
ファンドレイジング日本2014(2月1,2日)、いよいよ5,000円おトクな早割締切が
あと6日です。

今回、例えば・・・・

2013年、アメリカで、ファンドレイザーが投票で選ぶ
「最もインスパイアリングなファンドレイジング・スピーカー」でNo.1の評価を得た
コンサルタント バーナード・ロス

2億5千万人の携帯電話の寄付プラットフォームを創業し、過去5年間で最も大きな
ファンドレイジング・イノベーションといわれている
Mobile Giving Foundation ジム・マニス

ディズニー流感動マネジメント、おもちゃ博物館、ソーシャルインパクト評価、
テラルネッサンスやサムライ学園など過去の大人気セッションのそろい踏み

フローレンスの駒崎さん、ワンコイン健診のケアプロの川添さんや
ベンチャーフィランソロピーの新しいトレンドなどのソーシャルビジネス、
ファイナンス系

ワールドビジョン、ユネスコ、Save the Childrenなどの国際系や
数億円の補助金カットを1年で数億の寄付集めで乗り切った神奈川フィル、
ファンドレイジングボランティアマネジメントや遺贈寄付など

これぞというセッション、目白押しです。

プレデイとして、ニーズにあわせた1月31日の企画4連発!

★准認定ファンドレイザー必修研修(2日間の大会に参加すると9ポイントがつきます
ので、この研修と併せると一気に受検資格が獲得できます!)

★ファンドレイジング入門(新規企画・大会参加者は無料)
  90分でファンドレイジングの基本を学べます。大会の価値が1.5倍分かります。

★ファーストカマー交流会(新規企画・大会参加者無料)
  初めて参加する人、大会の楽しみ方を知り、始まる前に「初参加者」どうしで
  交流しましょう!

★マスタークラス(新規企画・有料・認定・准認定ファンドレイザーのみ)
  資格保持者のためのスキルアップ、経験シェア、キャリア形成サポートの
  ためのセッションです。

みなさんと、皆さんの団体にとって、何かブレイクスルーのきっかけを
見つけていただける場になるよう、精一杯頑張りたいと思います。


【ファンドレイジング日本2014】

●2014年2月1日(土)・2月2日(日)FRJ2014
●2014年1月31日(金)准認定ファンドレイザー必修研修等

【締切】
●早割申込支払締切2013年11月18日(月)
●最終申込支払締切2014年1月10日(金)

●会員 : 17,000円  ⇒早割特価 : 12,000円
●一般 : 25,000円  ⇒早割特価 : 20,000円
 懇親会(2月1日): 5,000円 ※希望者先着順

※プレイベント(1月31日)
・准認定ファンドレイザー必修研修
 会員 : 10,000円  一般 : 15,000円
・マスタークラス(認定・准認定有資格者のみ)
 参加費: 5,000円

お申込み、詳細は http://jfra/jp/frj


一緒に、未来を変えましょう。

料理には「さしすせそ」が大事だっていいますよね。

じゃあ、企業とNPOがWin-Winの関係をつくるのにだって「さしすせそ」があるに違いない!

企業側から見た、ホンネでのNPOと関係をつくるうえでの「さしすせそ」を考えてみます

「さ」・・・参加。やっぱり、企業の側からみて、「社員が参加できるということ」って大事です。ボランティアでも、スキルを活かすのでも、社員が参加できる企画って乗りやすい。


「し」・・・商品力が高まる。今、寄付付商品が増えてるじゃないですか。NPOとタイアップすることで、商品の訴求力が高まるケースが出てきています。これって、消費者の反応が変わってきているということ。これが今後楽しみです。

「す」・・・ステイタス感の向上。いわば、ブランドイメージの向上ですよね。企業にとって、社会貢献でNPOと組むことで、ブランドイメージの向上を図るという発想です。ただ、実は、この「し」と「す」って、大手の有名なNPOに割と偏っちゃうところがあるかもしれません。

「せ」・・・責任感。これって、ひとつは、特定テーマで業界にサービスを提供することから来る責任や、逆には「贖罪意識」というのもあったりあするケースもあります。製薬会社が難病支援の団体を応援したり、逆に工場を経営していたり、運送業をやっているので、環境保全に協力したり、というケース。


「そ」・・・
私が思うのは、

「想像を超えた、「枠」を超えた提案力と巻き込み力」

だと思うのです。

実は、行政と企業とNPO。

行政は権限と資金があるけど、行政区という枠、過半数の意見が優先される傾向や平等性の限界などの「枠」がある。

企業には、人材やスキル、資本力があるけど、株主と利潤という枠がある。

でも・・・・

NPOは、この「枠」という部分では、圧倒的に行政や企業に対して優位性がある。もちろん、NPOにだって枠はちょっとはあるのですが、実は、NPOにとっては、「枠」は本質的に意味をもたない。ミッションを達成するためには、「枠」にこだわる理由がない。だから、めちゃめちゃ「枠」が薄い。

もし、「枠越え競争」を行政と企業とやれば、絶対にNPOは勝てる。

だからこそ、とんでもない有名人がNPOには協力してくれたり、NPOの代表は突然首相と面会できたり、経済界では考えられないコラボがNPOを媒介して生まれたりする。ムーブメントが生まれる。

だからこそ、世界中で、NPOが時代を超えた価値を生み出し、社会を活性化してきたのです。だから評価されているのだと思います。

「ボランティア精神にあふれたひとたちが、一生懸命頑張っているから」とうことだけが理由なのではなく、

「枠を超えた発想力が、社会のイノベーションに必要不可欠だから」
NPOを応援する人たちが生まれる。



ただ、日本のNPOの多くが、自分で一生懸命小さな「枠」をつくってその枠にとどまろうとしているようにみえてしまうのも事実かもしれません。

これはもったいないと、本当に思います。

企業の人が「この発想はすごい」と驚くような提案力のあるNPOがどんどん生まれることが、日本経済も活性化するし、企業にとってもNPOと協働する本当のWinが生まれる時代なのだと思います。

ちなみに、寄付者が何故寄付するのか、にも「あいうえお」があります。

「あ」(愛)
 社会には、一定層、必ず利他的な行動を自らの規範としている人がいます。自己愛だけではなく、「他者への愛」を強く持っている人です。日本社会においても、こうした「他者愛」が寄附行動の重要なモチベーションとなっている方々が少なからず存在します。

「い」(粋)
 次に、「寄附したり、社会貢献が粋な行為だから」寄附する層というのがあります。有名人のチャリティーや、企業の社長さんが社会貢献に熱心になるのは、社会的ステイタスが一定レベル以上になると、そうした社会貢献に無関心では、「カッコ悪い(粋ではない)」ということがあるという見方です。これは、若い方でも、自分のライフスタイルにこだわりのある方が寄附行動に出る要因として「寄附行為の粋さ」があると思います。

「う」(内、内輪)
 マズローの欲求5段階説でも紹介されていますが、人間には、「所属欲求」というのがあります。家族、組織、仲間といった、何等かのグループに帰属したいという欲求です。この欲求は、日本社会では特に強い傾向があると思います。多くのNPOが会員制度という形での運営費寄附を募りますが、こうした会員になろとする方々の中には、そのNPOの活動のサークル(仲間)の中に入るという動機がある場合があります。寄附や会員参加を通じて、社会との繋がりを持ち、特定の「内輪」の中に加わるという期待です。

「え」(縁)
 共同募金会の最新調査でも、「共同募金以外の寄附をした人」を対象とした
アンケートですら、寄附の直接のきっかけは、「近所の人が集めに来たから」が43.8%でダントツのトップの回答だったそうです。日本社会では、地縁・血縁は勿論、「何かのご縁があった人」がやっている活動を支援するという傾向が強い。「義理」「仁義」という、日本社会で高く価値を置かれている考え方も、こうした「人間的な関係(縁)」なしには成立しません。

「お」(面白さ。恩返し)
 最後が、私が最近、とみに感じている寄附行動のパターンです。それは、「(社会的にも新しい取り組みで)面白そうだから」寄附するというパターンです。この背景には、ひとつには、日本では、長年の行政主導型の社会経済構造があって、閉塞感がありますので、そうしたところに、単騎切り込む感じで風穴を開けてくれそうない野心的なNPO活動が寄附を集められたり、或いは、NPOセクター自体が最近注目され始めてはいるものの、結構地道な活動をするNPOが多い中で、「どかーん」という感じのインパクトが大きいイベントを企画すると、「面白い」と感じてお金が集まるといったもの(ホワイトバンドキャンペーンの例)です。
また、「人生での恩返し」で寄付する人もいます。子供の時にサッカーを教えてもらってプロサッカー選手になれたから、サッカースクールに寄付するといったことですね。これも、よくあることです。


企業連携の「さしすせそ」
寄付者心理の「あいうえお」

いかがでした?






先日、日本でのファンドレイジング面白本2冊!というのをご紹介したら、割と好評でしたので、今度は、英語の本でみてみます。

英語のファンドレイジング本、逆にたくさんありすぎて、どれがいいやら・・・という感じですが、その中でも・・といえば

「ファンドレイジングの神様」ハンクロッソが執筆に携わった、

Achieving Excellence in Fundraising
 
http://www.amazon.co.jp/Achieving-Excellence-Raising-Nonprofit-Management/dp/0787962562

この本は、間違いなく、ファンドレイジングのベスト・ロングセラーですね。

インディアナ大学にファンドレイジングスクールを立ち上げ、ファンドレイジングの体系化にも多大な貢献をしたハンクロッソ氏が初版をまとめあげ、今販売されているのは2ndバージョンです。

もう一冊は、体系的、実務的な切り口で割と整理してくれている

Effective Fund-raising Management

http://www.amazon.co.jp/Effective-Fund-Raising-Management-Routledge-Communication/dp/0805813217/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=english-books&qid=1299216170&sr=1-1

この2冊、分量が多くて大変ですが、包括的な知識を得るにはおススめですし、留学してファンドレイジングを勉強したい方には、予め基礎知識が得れるところがいいですよ。

今日はダイレクトメールについて考えてみます。

ダイレクトメール。

欧米では、90年代のファンドレイジングの成長とダイレクトメールは切っても切り離せない関係にあります。

90年代、おそらくファンドレイジングの世界で最も伸びたのが子のダイレクトメール。


NPOですと、「ハウスリスト」つまり、これまでの寄付者やボランティアの方など、既にコンタクトのある方に送るダイレクトメールはとても一般的ですよね。

他方で、欧米で伸びたのは、名簿業者から名簿を購入して送るダイレクトメールです。

「え、そんなんでコストに見合うの!?」と思うかもしれません。


実際には、リストにもよるのですが、

このダイレクトメール、いくつかの仕掛けでペイするようになるんですよね。

第一には、ダイレクトメールの「見せ方と内容」。よくやってしまうのは、パンフレットとか、ニュースレターとか、いろいろ入れちゃう。それって、情報量が多いようでいて、実際に読み手には伝わらない。

むしろ、ひとつの「手紙」が入っている方が強力だというのが定説です。

第二には、レスポンス率の考え方。
10万通のダイレクトメールを送付して名簿業者から名簿を購入して、1千万円のコストがかかるとします。

実際のレスポンス率は、90年代の日本では寄付者がダイレクトメールに対して10%!を超えたケースもあるようですが、今では0.6-1.0%のレスポンス率です。

平均の寄付額は、だいたい7千円〜1万円くらいかなあ。

こうやって計算しますと、1%レス率(1000人)と考えて、平均1万円だと、丁度1000万円でブレイクイーブンになるという勘定です。実際には、6-7百万の金額回収と考えたほうがいいでしょうね。

「なんや、ソンやん!」と思ってはいけません。

ファンドレイジングの世界、一番コストがかかるのが、Donor Acquisition(最初の寄付者の獲得)なんですよね。

1ドル集めるのに、最初は1ドル以上かかってもいいというのがDM戦略。

勝負所は、一度こうやって寄付してくれた1000人に、いかに、マンスリーサポーターや、2回目の寄付に「ステップアップ」してもらうか。

「2回目」でブレイクイーブンを超え、3回目、4回目でどんどん寄付率がよくなる。つまり、中期的に平均すると1ドル寄付を得るのに、30セントくらいのコストになる可能性があるということですね。

このプロセス、極めて数学的なプロセスです。

「え〜、私だったらDM来たらむかつく」と思うかもしれません。

実際に、0.1%くらいの受け手からはクレーム電話がきたりすることもあります。

しかし、このDM戦略。大事なのは、「100人に1人、あ、いいなと思ってくれれば勝ち」というモデルにあるところがあります。「99人が関心をもたなくたって構わない。」ということですね。

むしろ、NPOなどで働いている人にとっては情報過多の状況にあるので、こういうダイレクトメールをもらうのっていやかもしれませんが、普段全く接点のない人には、違った見え方をすることもあります。

実際に日本でも90年代から2000年代前半にかけて、大手NPOのメガDMキャンペーンは、すごい寄付額を生み出しています。

日本でも、意外とうまくいくことがあります。

もちろん、団体知名度や、広告などとの複合戦略が必要ですが、知っておいて損はないですね。

資格制度とファンドレイジング、どう考えればいいでしょう。

知的コンテンツのあるNPOの場合、その知的コンテンツを集約して研修事業にして、資格制度にするケースってありますよね。

そもそも、資格制度って、弁護士や会計士みたいな国家資格、なおかつ「排他的資格」(つまり、その資格を持っていないとその業務が法律上できない)もありますが、民間資格は、ホントに多い。

NPOだってつくることもできます。

中には、漢検のように、とんでもなく広がる資格もあれば、「有資格者が100人です」という民間資格もある。


NPOにとって資格制度を創るメリットってなんでしょうか?

第一には、自分たちが有している知的なコンテンツが「体系化」されるということ。提供するサービスのレベルが向上します

第二には、収益性の向上が図れるということ。単なる講座と資格研修では、資格研修のほうが圧倒的に集客上も価格設定上も有利です。また、参加するひとも資格研修になると、遅刻しないし、欠席もしないという副次的メリットもあります

第三には、その団体の評価が高まるというか、知的コンテンツのある団体として、社会的な求心力が高まる傾向があります。

第四には、講師陣の育成や確保などを通じて、ミッション実現をリードする「コアな専門家」のグループ化、一体化を図れるということ。


そうした要素があるため、資格制度を創るということは、知的コンテンツのあるNPOにとって、特に中間支援組織にとっては、常にファンドレイジング上、検討したいことになります。

しかし、これを成功させるうえで、常に悩むのが、「資格にするのはいいけど、本当に受けてもらえるのか」「資格をとった人のメリットは?」などのことですよね。

そこで切り口を整理してみます。

資格制度設計に必要なのは

・パッケージ化したコンテンツ(体系的なテキスト)。これは、知的コンテンツのあるところでは作ろうと思えば作れますね。

・教える講師陣。最初は、団体のコアの関係者が担うことが多いですが、戦略的な育成体系を創ることがポイント。

・資格を取った人のメリットの設定。活躍する場なのか、ステイタスなのかの設定。これが悩ましい。いきなり仕事になることもなかったりします。仕事にならなくても、その資格があるとボランティアで子どもの前で教えられるとか、そうしたのもメリットですね

・資格について社会の(特にその人の職場の)理解を得るためのサポート。PRもそうですし、経営者向けの研修会なども一案

・他の資格との乗り入れなど、相互関連性を活かして、より多くの候補者にアクセスしたり、魅力を向上する仕掛けを考える

・上方感を出すために、トップリーダー的役割の人をどう可視化するか。

・有資格者が人的ネットワークや活用できるツールなど、「有資格者がいい仕事をするうえでの知的コンテンツ」の独占的提供。


意外に重要なのが、
・資格を取ることで組織的財源の拡大につながるといった、資金の出し手(助成機関や行政など)の評価項目に加えるということ。これがあることで組織的なメリットが見えてきます。


こうしたあたりが、資格制度のポイントでしょうか

助成金などを活かして、知的コンテンツをまとめる際に、資格化までイメージすることで、助成金を「未来に投資」できるということもあると思います。

先日のファンドレイジング日本2011に、アメリカからはるばる来日してくれたNicci Noble

ソーシャルベディアを活かしたファンドレイジングの第一人者としても、そして、「とにかく前に一歩踏み出すこと!」といった強いメッセージを発するリーダーとしても、素晴らしい女性でした。


ホントに明るく、まわりにも気を使う人でしたが、一番関心したのが、大阪でのセミナーが終わって分かれる夜。

「マサ、ちょっと時間くれる?」

「いいけど・・・何?」

「今回、たくさん日本の人たちと名刺交換したんだけど、みんなどんな人なのか教えてほしいの」

「え・・・みんな?もちろん、分かる人も多いからいいけど、どうするの、それで」

「もちろんメールでも、ソーシャルメディアでも繋がっていくためには、まず、どんな人か知らなくちゃ」

「・・・・驚いたな。ニッキーは初めて日本に来たんだし、これからも来るか分からないのに・・でも、やはり、一人ひとりを「知りたい」んだね。さすがだね。素晴らしいことだ。」

「(にやりと笑って)Yes. That's Nicci Novel! (それが、ニッキー・ノーブルという生き方なの!)」

日本にまた来るか分からないのに、そういう意識で常にいるというスタンス。

ソーシャルメディアのプロであり、ファンドレイジングのプロである以上、常に自分の守るべきスタンスをしっかり守っていこうというプライド。

プロフェッショナルとして、一人のファンドレイザーとして、尊敬すべき人だなと思いました。

大阪の飲み会では、ノリのいい関西人にすっかり感銘をうけて、「アイム、カンサイジーン!」とか絶叫するし、ホントに楽しい人でした。

いい出会い、いい繋がりを大切にしながら、一歩一歩。

寄付文化革新。2020年10兆円時代実現への夢は続きます。



いやあ、最近、いい本でますねえ。

「ファドレイジングや寄付について、参考になる本ないですか?」と
良く聞かれるのですが、なかなか日本語でないんですよね。

拙著「ファンドレイジングは社会を変える」というのは、僭越ながらあるのですが、もっといろいろ知りたい人、ゼロからどう始めるかという体験談などを知りたい人っていますよね。

(ファンドレイジングが社会を変える)
http://www.san-ichi.co.jp/cgi-db/s_db/kensakutan.cgi?j1=ISBN978-4-380-08217-7



今日は、そういった方たちに、面白く読めて、ファンドレイジングの観点からも参考になる本を2冊ご紹介!!


第一は、「社会を変えるお金の使い方」(英治出版 駒崎弘樹著)


http://www.eijipress.co.jp/sp/kifu


駒崎さんの実体験をもとに、物語調に寄付集めについて物語でとても読みやすい本です。ソーシャルベンチャーの旗手として、病児保育事業を展開するフローレンスが、寄付集めの取組を始め、広がりを生み出すプロセスを面白く読めます。そうか・・・そういう視点もあるか!と気づきがあること請負です。

第二は、「小指のおかあさん」(ポプラ社 玉田さとみ著)


http://www.poplar.co.jp/korekara/tankoubon/005506.html


全くのゼロから、「手話で教える学校をつくりたい!」という一人の母親の想いが、すこしづつ広がり、実現していく過程、そして最後には全国からの寄付で学校が誕生するまでのストーリー。夢の持つ力、それを応援する人たちの姿がとても活き活きと描かれています。元気になります。

この2冊、おススめです。

で・・・恥ずかしながら、この2冊とも、私自身も少しだけ登場します。どのページかは、お楽しみに。

そういえば・・・私が毎週月曜日の朝9時に発行している

「ファンドレイジング道場〜黒帯への道」

既に112号になりました。

これまで、バックナンバーも公開していないので、どんな中身なのか・・・って
知らない人も多いですよね。

例えば今日出したメルマガ、ご紹介してみますね!


(以下メルマガ)



昨日、キムタク主演の「ヤマト」を観ました。

可能性がある限り、どんな状況であっても希望を捨てずにチャレンジする
という迫力を感じさせる作品でした。

原作に忠実でないところが、逆に楽しめましたね。

可能性がある限り・・・・


==========■ 今日の道場 ■===============

1 ファンドレイジング大賞の感激
2 300人突破!ファンドレイジング日本2011
3 経済同友会CSRシンポジウムで基調講演します

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☆★☆ 1 ファンドレイジング大賞の感激  ☆★☆

今年の10月25日、オランダで、感激する場面に出くわしました。

世界各国のファンドレイザー1000名が集う、世界ファンドレイジング大会。

今年は30周年ということで、記念事業として、各国のファンドレイジング協会
が選考した「ファンドレイジング大賞」から、「世界大賞」を選考しようという
チャレンジがありました。

この年の「世界一」を決める大会になったわけです。

日本からは、全回のファンドレイジング日本2011で第1回のファンドレイジング大賞
を受賞した「僕のルール、私の理由」(世界の子どもにワクチンを日本委員会)
がノミネートされました。

大賞は2部門(小規模団体での大きなアイデア部門と革新的なファンドレイジング
キャンペーン部門)あり、「僕のルール、私の理由」は後者で応募していて・・・

なんと、部門ファイナルの3候補団体に残り、レセプションで800名ほどの集まる
発表式典で紹介されることになっていました。

最初に、「小規模団体」の候補3団体の1分ビデオが流れ、「小規模団体」部門の
大賞が発表されました。

次に、革新的なファンドレイジングキャンペーン部の順番となりました。

3候補団体のトップを切って、「僕のルール、私の理由」のビデオが紹介されたとき・・

ビデオ終了とともに、会場中から温かい拍手が起こりました。

その前の3団体の紹介のときにはおこらなかった拍手でした。

寄付がなかなか進まないといわれる日本。そこで、様々な人たちに「僕のルール」
を働きかけ、社会を変えていこうというチャレンジ。

その想いが、世界63ケ国からの参加者に伝わったと感じた瞬間でした。

・・・・大賞は、イギリスのある大手国際協力NGOがとりました。
彼らも素晴らしい取組を行っていました。

授賞式が終わった後、トロフィーを手にした、そのイギリスのNGOの代表が真っ先に
歩みよって来て、「僕は日本の「僕のルール、私の理由」が大賞にふさわしいと思う」
と言ってくれました。

ファンドレイジングは、日本だけのことじゃない。世界とつながり、一緒に
夢を追いかける仲間がいる。

そういう素晴らしさ。そして、日本で生まれつつあり、これから生まれるであろう
チャレンジが、世界に何か価値を提供できる可能性。

そうした様々なことを考えさせられた、感動的な瞬間でした。

今年度。

第二回ファンドレイジング大賞。

日本の今年のファンドレイジングの取組が対象です。

お金がたくさん集まったかどうかだけではなく、

その生み出した価値。社会を変えようというチャレンジ。小さな団体での
新しいアイデア。

募集しています。

12月31日まで。

自薦他薦を問いません。

http://jfra.jp/2010/11/30/frj2011_taisho

あなたの夢。あなたのチャレンジ。聞かせてください。


==========■ Coffee Break ■==============

「暗闇の中のわずかな光だとしても、

我々は可能性を、本物の希望に変えよう」

By 古代進(キムタク) の映画YAMATOの中での名言。

  ガミラスとの本格戦闘の前の艦内放送のシーン。

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☆★☆ 2 300人突破!ファンドレイジング日本2011 ☆★☆

先週ご案内したファンドレイジング日本2011(2011年2月5,6日)ですが、
11月29日、30日の2日間で、100名を超えるお申込みをいただき、既に300名を超える
参加者数になってまいりました。

嬉しい限りです。参加して頂くみなさんに、感激と気づき満載の大会にしたいと
改めて気合が入ります。

早割は終了ですが、来年の1月15日までは申し込み期間ですので、引き続き
よろしくお願いします。

ただ、昨年も最後の1週間は満員御礼(定員400人)で、お断りすることになった
こともあり、お早目のお申込みをお願いします。

http://jfra.jp/frj2011


☆★☆ 3 経済同友会CSRシンポジウムで講演します ☆★☆

12月16日、経済同友会のCSRシンポジウムで基調講演をやります!

善意の資金循環が本格化しつつある日本社会。その中での企業とNPOの
戦略的な連携についてお話しようと思います。

このイベント、経済同友会とNPOの交流を図る目的で開催されていて、今回が
第4回となります。

300名くらいの方が参加されるシンポジウム。無料で参加できます。

http://www.doyukai.or.jp/policyproposals/articles/2010/101202a.html


共感って、どうやったら得られるのでしょうか。

ファンドレイジングを考えると、「共感を得る力」を組織にどうもつかということがとても重要な課題となります。

高知でお話していて、一番質問がでたところです。
今日は「共感」ってどうやって生じるのかを考えてみます。



高知






高知のNPOのみなさん100名くらいの方たちと、夢を語り合いました。




07


地面に白い段ボールをひいて、お互いの経験を交換するセッション










これって、「感動」と「共感」に分けて考えると分かりやすい。

人間が感動するのって

素晴らしい夕日を見て(美しさへの感動)

思わぬ誕生日プレゼントをもらって(驚きへの感動)

親が子のために命をかける姿を見て(無償の愛への感動)

これって、共通軸は、「予想していたレベルを超えた驚き」ということにあると思います。


他方で、人間が共感するのって、

例えば


すごくかわいそうな難病の子どもがいると、「かわいそう」と共感する。

いい夢を聞くと、「実現してほしいな」と共感する

スゴク努力している人を見ると、「頑張ってほしいな」と共感する

逆境から立ち上がっている人をみると「苦労したんだな」と共感する

これって、他者の感情にシンクロするような「一体感」なんだと思います。


「ウチの団体は、難民支援でもないし、分かりにくくて、共感してもらえない」という声も聞きますが、

実は人間の共感や感動って、切り口がたくさんある。

そのどこかにヒットさせれば、「右脳(直観系)」が開いて、関心が沸き起こる。

そこにしっかりとした活動の解決策、実績や信頼性などの「左脳(論理系)」の要素をインプットすることで支援行動が起こりやすいということだと思います。

ファンドレイジングの改善って、


事業や組織そのものの「実質」の改善



コミュニケーションスキルとしての改善

の2つに分けられると思うんですよね。


やはり、団体によっては、何を目指すのかが不明確になっていたり、事業そのものが揺らいでいるという段階もあります。

これは歴史の長短にかかわりません。

あるいは、組織内で関係者が揉めてしまっているようなこともあったりとかすることもありますよね。

やはり、そうした場合には、まず、そのところを改善していくことが、大切になります。

そこをほっておいて、コミュニケーション部分だけを変えても、うまい結果がでない。

ただ、ひとつ面白いのは、ファンドレイジングを改善しようとして、コミュニケーションの内容や方法、プロセスを改善しようとして議論をしていくと、組織や事業の方向性、目指す目標について、自然と一体感が出てくるということもあるということです。

ここらへんが、「社会に支持されるには」という視点で議論することで、自然と原点に返った議論ができるということでしょうか。


先日、あるセミナーで寄付の話をしているときに、遺贈寄付の話をしたところ、ある参加者の方が、「遺贈寄付の話はしてほしくない」というご発言をされました。

セミナーの合間に、そのご発言の趣旨をお伺いすると、ご自身が親からの相続の段階で、どちらかのNPOへの寄付ということが遺言に書いてあり、遺族内で相当揉めて大変だったそうです。

今、まず、「遺言を残す」ということに関心が高まっています。

今月の週刊ダイヤモンドの特別号も「遺言の書き方」というマニュアル本で、サンプル付きで販売されています。こうしたビジネス誌にこういったものが出てくるというのは、確かに流れを感じさせます。

その中で、確実に遺言の中で資産の一部寄付を選択する人も増えています。

この流れは、どうあっても止めようがない。

しかし、そうした中で、ご遺族感情として、そのことをどうとらえるのかということがひとつの大切なポイントになります。

弁護士に相談すると、法的には、1/2の遺留分以外はあなたの自由に遺贈先を決めていいといわれます。

でも、アメリカでも、こうした遺贈寄付のNPO向け研修会では、どのような方法で、遺贈寄付を希望される方のご家族との関係をつくり、ご納得いただくかについて様々な方法を教えるものがあったりするように、やはり、寄付者、寄付者の家族、NPOと全てがWin−Winになる関係をつくっていくことが大切なのだと思います。

これは、遺言寄付を希望される方がご存命中に想いを家族の方に伝えていただくこと、決して無理をしないことが大切になるということがよく言われます。

遺言寄付が増えていく中で、「いい遺贈寄付の受け方」「遺贈寄付を希望する人への説明の仕方」というノウハウは共有化されていませんので、ご遺族が喜ばない遺贈寄付も出てくる可能性があります。

そうしますと、結局社会全体としては、遺贈寄付について口にしにくい社会になってしまいます。

やはり、このテーマは重要だなあ。

是非とも、「全ての人がハッピーになるいい遺贈寄付の受け方」という考え方を整理して、発信をしていきたいですね。

ダイヤモンド誌のツイッター特集、ごらんになりました?

すごく売れているみたいで、渋谷のキヨスクで売り切れの札が出てましたね。

ツイッターの現状と課題、使い方の極意まで、なかなか面白い読み物でした。

有名人のツイッターリストが出ていたため、一部に批判もあったようですが、内容としては、非常に分かりやすいものになっていました。

実際にNPOのファンドレイジングとの関連で、どういった効果があるかは、正直なところ未知数ですが、口コミ効果やHPやブログへの導線としては使えるところもあります。

また、全国キャンペーンで全国各地でのつぶやきを一覧化するようなこともできますしね。#candlenightみたいに。

もし、本屋でみつけたら、読んでみてください。

日曜日は、神戸震災の日ということで、神戸でアジア防災会議に出席して、夜は、神戸のNPOが連合して企画したチャリティ・コンサートに参加してきました。

チャリティコンサートは、竹下景子さんによる、震災をテーマにした詩の朗読をメインに、ピアニストやジャズグループが演奏するもので、竹下景子さんの醸し出す雰囲気にすっかりいごごちよく「酔って」しまいました。

前売り2500円、当日3000円のチケットだったのですが、神戸新聞松方ホールは、ほぼ満員の入りで、独特のあったかい雰囲気の中でのイベントでした。

みんなで「やさしい気持ちになる」チャリティ・イベントというのも、いいですね。





北海道で金曜日に講演したのですが、参加された方々の熱意が伝わってきて、とても楽しい時間をすごさせていただきました。

講演終了後も、結局11時半くらいまで飲み会をしていたのですが、寒い北海道でがんばるみなさんの「熱い」想いが伝わってきました。

そうした話の中で改めて思ったことなんですが、ファンドレイジング力向上って、つまりは、「成長戦略づくり」ってことなんですよね。

ファンドレイジング改善というと、どうしても単発のスキルやイベント設計にはしりがちなんですが、その組織の本質的価値やネットワークを最大限活かして、成長するモデルを構築するための組織や事業を考えていくというとこが大切なんだと思います。

事業収入、助成金、寄付金や会費収入なんかを融合させて、どう成長戦略を設計するか。そこが大切なんだと。

そんなことを感じた夜でした。

今、全国各地にまちづくり会社があります。

多くは駅前商店街などを中心として、地域振興を目的に設立される会社で、地元企業や自治体などが出資して、タウン紹介ペーパーをつくったり、駐車場管理や地域の魅力向上のための事業としてイベントなどを行っています。

収益源としては、広告収入や駐車場や施設のレンタル費、イベント収益や物販などがありますが、行政からの補助金が出るケースもあります。

こうした団体にとって寄付や助成金なども視野においたファンドレイジングの可能性というのはどういったものがあるでしょうか。

会社形態ですと、寄付金、会費、助成金などは集めにくいところですが、いくつか組み込むことが考えられますね。

?NPO併設型の「ハイブリッド」モデル
 まちづくり系以外の分野ではよくみられるモデルですが、株式会社とNPOを目的に応じて併存させる形ですね。有限会社ビックイシューがビックイシュー基金というNPOを持つような形です。
 会社形態で事業モデルを立ち上げつつ、共感層には寄付や会費のお願いをしたり、助成金を獲得したりする形の道も設ける形です。

?行政タイアップでの地域ファンド形成モデル
 私がかかわる世田谷まちづくりファンドもそうですが、行政とタイアップして、まちづくり支援ファンドを構築して、そこを経由した資金がまちづくりに活かされるメカニズムを構築するというのがもうひとつの形です。

いずれにしても、会社形態で全国各地にできている、まちづくり会社ですが、財政的には苦労しているところが多いと聞きます。ハイブリッド型の検討もひとつかもしれませんね。

コメントで「うおさん、ツイッターもやってますか!」というお話を聞いて頂きました。

やってます!

UOMASATAKA というアカウントで、フルネームで分かりにくいところがあるかもしれませんが、ときどきつぶやいています。

ツイッターやFace Bookの持つ可能性、いろいろと考えてみたいと思います。

2月6,7日のファンドレイジング日本2010のイベントでも、イベント途中にツイッターでの感想や情報アップをみんなに呼び掛けるようにしたり、ツイッター上のイベント公式ページを作ったりしてみようと思います。

そこをみると、ライブ感のあるコメントがたくさんUPされるようにしていこうと思っています。



結構いいなあと思うチャリティ企画ってありますよね。

ワールドビジョンのラブ・ケーキプロジェクトもそのひとつ。

http://www.worldvision.jp/involve/lovecake.html

ケーキのうち一切れがチャリティにまわるという仕組みです。

ケーキって、誕生ケーキなどを買っても食べきれなくて、一切れくらい残したりするんですよね。

しかも、一切れでも、ケーキ屋さんでは売れますしね。

是非、一度見てみてください。

1月3日、アバターを見に行きました。

長い映画でしたが、それを感じさせない展開力と映像技術で、大変感銘を受けました。

映画界は本当に日進月歩というか、それでもこの映画は、新しい時代を拓く1作ですね。
このアバターという言葉ですが、よくインターネットでの自分の分身となるキャラクターを言い表しますが、もともとはヒンドゥー教の、アヴァターラという言葉が語源だそうですね。


アバターラとは不死の存在、または究極に至上な存在の「化身」「権現」(肉体の現れ)であるそうです。ヒンドゥー教ではこの語を主に救済の神ヴィシュヌの化身へ使うそうです

さてさて、このアバターですが、ネット上の分身を活かした寄付の仕組みもあります。

チアスパ!(http://cheer.spysee.jp)というサイトをご存じでしょうか。、SPYSEEというサイトに掲載されている人を応援して寄付できるというサイトですが、寄付したい場合は、PayPalを使って応援用アバター(100円〜2万円)を購入するというシステムになっています。

こうしたアバター寄付というもの、Yahoo!の壁紙募金同様、オンラインでクレジット決済するうえで、何か販売するという形態をとったほうがやりやすいという側面もあるのですが、なかなか面白いですよね。

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