ファンドレイジング道場

民間非営利組織(NPO)や社会起業家のファンドレイジング(資金調達)についての考え方、アイデア、事例などを発信しています!

カテゴリ: NPOマネジメント話

ドラえもんの最終回、いろんなバージョンがありますが、このバージョンは、結構なんというか、腑に落ちます。

ドラえもん最終回

このストーリーって、のび太という平凡で、どちらかというと勉強も苦手な男の子が出てきますが、彼って、人に対する思いやりというか、やさしさだけはあるんですよね。

普通の人の弱さと、普通の人のやさしさのある子どもです。

こうした人が、何かの実体験に基づき、強烈なパッションを心に得ると、すごい力を発揮して社会を変えていってしまう。

マハトマ・ガンジーも、坂本龍馬も、最初からスゴイ変革者だったわけではなく、普通の人の心をもっていたことが、[原体験]を通じて増幅され、エネルギーになっていったんだと思います。

NPOを創業している人たちにも、そうした人って多いんじゃないかなと思って、すごく共感した最終回でした。

昨日、滋賀県の高島市で講演しました。参加されていたのは、主に行政の方たちで、地域のNPOの方もいらっしゃってました。

企画された戸田さんに「鵜尾さんをお呼びするという、夢がかないました!」という大変うれしい言葉もいただきました。


講演中で、行政とNPOとの新しい協働の形の話をしていたのですが、改めて思うのですが、

「組織の枠」を超えて発想できる人材が今の時代、ますます求められている。

ことだなと。

行政には、自治の範囲という枠があり、議会という枠もある。

企業にも株主という枠があり、利潤という枠もある。

やはり、NPOはその「枠」を最も超えやすい存在なんだなと思います。

かつての時代。

「坂の上の雲」があって、つまり、目指すべきモデルがあって、そこに向かっていかに効率的に進むかが課題であった時代は、組織の「枠」にしたがって、各セクション構成員が全力を尽くすことが無駄が無く、最も効率がよかった。


今の時代。

「枠」の中に正解がない。だからこそ、いろんな業態、業種、セクター、国境すらこえた発想の中で「解決策」をみつけるしかない。

そこで、本来的なNPOの役割がある。

NPOは、行政の補完をする「ニッチ・プレイヤー」としての役割だけではなく、「フロンティア・クイエイター」としての役割がある。

行政や企業の前にたって社会を創出していく存在になっていくイメージですね。

でも、じゃあ、そうした枠を超えた人にどうやってなるのか。


組織内社会起業家になるために

組織を辞めて「社会起業家」にならないまでも、「組織内社会起業家」になるにはどうしたらいいか。

私、ひとつの切り口は

「私の夢」を「私たちの夢」として実現することから始まるのかもしれないなと思いました。

「私の夢」とは、組織の中にいて、自分の人生経験、地域とのつながり、いろんな中で、社会のために「こういうことが実現できればいいのに」ということを考えていることですよね。

「私たちの夢」とは、それを、自分の組織内のいろいろなきっかけを活かし、周りを説得して、実現してしまうこと。職場(私たち)の夢にしてしまうこと。

もちろん、いきなり職場のみんなが「私の夢」に100%コミットしなくてもいいんです。「私の夢」の職場を通じた実現に協力してもらうだけでいい。

でも、それって組織の中に「枠を超える」発想を実体験するイノベーションだと思うんです。

全国各地で、これから、こうした小さイノベーションを生み出す人たちが、とても大切な存在になっていくような気がします。

その予兆は、霞が関の中央官庁にも生まれています。「枠」を超えて「私の夢」を「私たちの夢」にする魅力的なキャリア官僚にこの1年何人も会いました。

かつては、こういう人って、「何を勝手なことやって・・・仕事しろ!」と言われたかもしれません。

でも、これからの時代は、こういう人が組織に価値をもたらす時代何だと思います。

NPOも自らの「枠」を超える力を信じないといけません。世界との比較でみると、日本のNPOほど「枠」を自分で決めるのが好きなところはないようにも思います。

社会のため、「枠」を超えていきましょう。




参加(さんか)とはある目的をもつ集まりに仲間として加わり、行事や会合、行動をともにすることである。

参画(さんかく)とは、政策、事業などの計画に加わることである。


先日、大分で講演をさせていただいた際に、いらした方々と飲み会をしていて、あるテーマで盛り上がりました。

「男女共同参画」

「市民参加」

といったように、市民などにかかわってもらう事業を行政や行政系の機関が名前をつけるじゃないですか。

この発想の違いってあるよねと。


なるほど。あんまり考えたことなかった。

「参加」って、「企画するものやるもの自分たち(行政など)が主導します。市民のみなさん、ちょっとかかわりませんか」

という感じ

「参画」って、「みなさんが企画してください。みなさんと私たち(行政など)は一緒に事業を創っていきましょう」

という感じに聞こえると。

確かにそうかもしれませんね。

今、日本社会全体として、行政などが一般市民を巻き込むことが期待され、議会などでも要求されてきています。

そうした中で、その組織として、本気にそうしたところに取り組んでいくのか、まあ、いろいろうるさいし、一部開放しようかと考えるのかが、こうしたワーディングに出てくるのではないかというのが、その夜の論点でした。

新しい公共の一つの流れは、「市民の中に公共の担い手が増える」こと。

そういう意味では、「参加」から「参画」の時代になるということなのかもしれません。




えーと、ファンドレイジング、全然カンケーないんすけど。

私の娘の瑞希(みずき)が、人生で初めての試験を受けたんです。こないだ8歳になったところなんですが、漢検(日本漢字能力検定)の10級というやつを受けました。

10級というのは、小学1年生の履修範囲の漢字をマスターする必要のあるテストなんですが、ちょうど小学1年生を終わったところだし、受けてみるかと5月に受けさしたんですね。

人生で初めての、こうしたちゃんとした(?)テストを受けたので、親心的には、結構、ドキドキしました。

この週末に、見事合格通知がやってきました!

まあ、娘の喜んだこと喜んだこと。やっぱり、賞状みたいなのってもらうと、嬉しいんだなあ・・・・

人間、いくつでも、どんなときでも、向上心があるし、期待されることで成長する。それって子どもの成長もNPOの成長も一緒だと思います。

ただ、NPO経営って、ともすると、こんな分かりやすいカタチで『褒められる』ということってないかもしれませんね。

やってもやっても『まだ足りない』と言われ続けるみたいな。

ときどき、誰かが思いっきりほめてあげるか、何か目に見えた達成感があると、モチベーションって湧きますよね。

そんなことを考えた娘の漢検合格でした。

月曜日の難民を助ける会の東京タワーチャリティですが、55万くらいの収益になったというメールをいただきました。

あの日、寒かったんですよね。

私は、世田谷まちづくりファンドの運営委員会に出席していました。

その帰り道、電車で、
「口からうんちが出るように手術してください」

の著者の小島さんにお会いしました。

脳性小児まひで車椅子生活の小島直子さんですが、苦労されながらも、
日本福祉大学に入学して、今はバリアフリーコンサルタントとして活躍
されています。

お話を聞いたことは何度もあったんですが、初めてお会いして、表情の
輝きにとても印象づけられました。

結構べらんめえな語り口調もとても素敵でした。

いいエネルギーをいただきました。

1月2日は、家内の誕生日でした。

夕食に、クリームシチューを作ってふるまおうと思ったんですが、うっかりしていて、煮込みすぎて丸コゲに!

あーあとへこんでしまいました。

その姿を見て、10歳になる息子が一言。

「おじいちゃんがみたら、『雅隆!そんなことでへこたれるくらいなら最初からやるな!失敗したらやり直したらいい!』って怒るよ。」

思わずみんなで大笑いしてしまいました。


いやあ、そのとおりだなあ。

NPOでもそうじゃないですか。いろんな活動をしていて、苦労して、悩んで、うまくいかなくてへこむこともある。

でもそこで止まっていたら前にはいけない。社会に意味があるイノベイティブなチャレンジだからこそ、苦労もするのです。
(私にとっては、クリームシチューつくりは、十分に「チャレンジ」ですし・・)


あと、もう一つ思ったことは、世代を超えたつながりって大事だなあと。今75歳になる祖父ですが、知らない間に、子供たちにいい影響を与えてくれているんだなあと感じます。

水曜日の朝、【伝説のホテル】づくりにまい進する、鶴岡秀子さんと会っていました。

伝説のホテルについてはコチラ→
http://legendhotels.jp/index.php

あいかわらずのエネルギーで、とても元気をいただきました。

彼女、たくさん本を書いていて、今度は講演録がTUTAYAからレンタルリリースされるのですが、【夢を実現するために】という切り口では、本当に面白いお話をされる方です。

印象に残ったのが

ワークの4段階

まず、「ライスワーク」、つまり、食べるために働くという段階があり、

つぎに「ライクワーク」、仕事が好きになるという段階があり、

さらには「ライフワーク」、一生を通じてこだわって取り組むという段階があり、

最後には「ライト(light)ワーク」、何かの光に導かれているように、つき動かされて働くというときがある。

というもの。

確かに、超越した感じの取り組みをされている方って、どこかしら「つき動かされる」感じのところがあります。

NPOや社会企業を立ち上げたり、頑張っている方って、多くが「ライクワーク」以上の段階にあるのだと思いますが、「ライトワーク」という域に達するにはどういう要素が必要なのだろう。

この数日、いろいろな各界で活躍する方にお会いしているのですが、確かに、みなさん、「ライトワーク」という段階にあるように思います。

私も、未熟ながら、このファンドレイジングというテーマが、自らに与えられた「ライトワーク」なのだという想いで、頑張っていきたいとおもいます。

小宮一慶さんという経営コンサルタントが書いた
「どんな時代もサバイバルする人の「時間力」養成講座」という本を読みました。

タイムマネジメントの秘訣を書く本ってたくさんでていて、私も何冊か読んだことがありましたが、この本では、「ヤル気」が湧き出る時間帯をいかに増やし、そうした時間に集中的な仕事をするか。そして、こまめな隙間時間でのインプットを効果的に行うことで、いかにしてアウトプットの時間と質を担保するかという点に絞り込んで書いているのが特徴的です。

自分も、今、時間のコントロールには、大変悩まされているところでもあり、さっそくいくつか取り入れてみてみました。


この本も読む前から取り入れているところでいいますと・・・

・朝30分ウォーク :
 これは、3週間くらい前からはじめました。朝、通勤時にちょっとルートを変えて30分歩くというもの。いろんな考えが整理されて、すっきり仕事がスタートできるのと、なんだか一日中体があったかい感じがして、確かに「ヤル気」時間が増える気がします。

・電車の細切れ時間でのメールのアーカイブ化:
 これも、最近はじめたことで、最初は電車の中で新着メールチェックから始めたのですが、その場で返信をうつのが結構面倒でした。でも、処理済みメールやすぐ見る必要のないメルマガ、確認メールなどは、アーカイブ化してしまうことで、受信フォルダには、いつも要処理のメールだけが出そろう形になります。その作業を机でやるのって時間がもったいないので、電車の合間にやると、オフィスに帰ってからのTo DOの整理にもなっていいですね。毎日のメールが日によっては150件位入ってくる(!)ので、お返事漏れがないようにするためにもしっかりやろうと思います。

・集中ワーキングタイムの確保:
 やっぱり、もくもくとアウトプットに集中する時間を確保することはとても大切ですよね。いままでも意識してはいたんですが、前日から、翌日の集中するテーマに関連する資料を机にそろえておくといった、「席についてスグGO」ということを前日から準備するという習慣づけをはじめました。

・週末に次の一週間のアウトプット内容の明確化:
 どうしても会議やお客様への訪問時間というのは、入ってきてしまいますので、それ以外の時間で何をアウトプットするのかを明確にするということをはじめました。ともすれば、ミーティングやクライアントに会う時間から逆算して、その「準備」としてアウトプット作業をすることが多くなりますが、その発想を変えて、1週間、1月スパンでのアウトプットイメージを毎週末に考えるようにしています。これも、精神的にもいいなと思っています。

やっぱり、時間管理って、時間をコントロールすることですよね。試行錯誤しながら、

いやあ・・・

忙しいっすね最近。

今日のちょとプチ感動です。

息子(小学校4年生)が、親子丼を最初から最後まで自分で作って、家族にふるまってくれました。

母親(妻)と結託して、私は、リビングに『軟禁』されて、何を作っているかは最後まで内緒にされていたんですが、「お父さん頑張って!」と言われて、好物の親子丼食べさせてくれて、いやあ、感激しました。

今、「いつもいいことが起きる人の習慣」という本を読んでいます。

地方出張があったので、駅の売店で買ったんですが、なかなか面白い。

ひとつの考えさせられたテーマが、「自分の人生の大切な部分に注ぐべきエネルギーをいかに無駄に消費しないか」ということです。

例えば、スティーブという実業家は、仕事にかまけて妻や子どもたちと過ごす時間が少ないことに後ろめたさを感じており、かといって家にいても仕事のことが気になり、気持ちが安らぐことがなかったというケースです。

ステーブの達した結論は、ものすごくシンプルで、「家族と一緒にいるときは、家族のことだけ、仕事をしているときは仕事のことだけを考える」という、あたりまえすぎることを徹底するということでした。

結果として、彼は仕事の決断と的確さが増し、仕事の効率がアップし、夫としても父親としても自信が出てきたというストーリーです。

えてして、私たちは、考えても仕方ないこと、今やっても費用対効果が悪いことに「気になるから手をつける」ということをしがちです。家に帰っても仕事を思い出す人は多いですよね。特に経営者の方にはそういう悩みを抱える方が多い。

こういう時間や頭の使い方って、確かにエネルギー効率の悪い使い方なのかもしれません。

そんなことを感じた一日でした。


昨年末、介護報酬の改定が決着して、報酬の3%引き上げが決まりましたね。

この結果、介護職員の賃金が月2万円程度増えるのではないかという目算を政府も公表しています。

この介護報酬の改定、読売新聞の社説(12月29日)によると、介護保険が導入された当時が不況であったため、低賃金でいくらでも人が雇える状況にあったことから、低賃金を前提としたビジネスモデルが出来上がったと。それが好景気で雇用情勢が好転すると貴重な人材が次々と流出してしまったと分析しています。この轍を踏まないように、同社説は、次のいいことを言ってくれています。

「報酬引き上げを契機に人材を取り戻すとともに、待遇を着実に改善して、定着してもらうことが大切だ」

「厚労省は、介護職員の労働条件が向上しているかについて調査する必要がある。介護事業者にも職員の賃金水準などを公開するよう義務付けるべきだ。」

「介護を働きがいのある仕事にし、超少子高齢時代の基幹産業に育てなければならない」

いいこと言うなあ。できれば、この話、「介護」分野に限らず、全NPOについて、こういう問題意識をメディアや厚生労働省に持ってほしいなあ。もちろん、今回の社説の意図は、介護報酬の改定という、「税金の使い道の変更」は、待遇改善のためなので、介護事業者の経営者がそのお金を抜き取ってしまわないようにという視点で書かれたものなのですが。

相対的には、介護NPOなどの職員の賃金より、ずっと待遇が悪いNPO職員はいくらだっているので、そうしたNPO職員の賃金についても、やはり、日本全体としてどうやって底上げするか、考える時期ですよね。

例えば、今回の社説をもじってみると・・・・

「NPO向けの税控除枠の拡大を契機に、人材を取り戻すとともに、待遇を着実に改善して、定着してもらうことが大切だ」

「厚労省は、NPO職員の労働条件が向上しているかについて調査する必要がある。NPO事業者にも、職員の賃金水準などを公開するよう義務付けるべきだ。」

「NPOでの仕事を働きがいのある仕事にし、日本の公益を支える基幹事業体に育てなければならない」

とかっていう社説を読売で見てみたいね!

先日、赤坂で、ある財団の会長を務めておられる、経済同友会の終身幹事のS氏と昼食をご一緒する機会がありました。おいしい中華をたべながら、少しワインを飲ませていただいたりしました。

日本の寄付を取り巻く環境を変えるようなエポックメイキングな仕掛けについていろいろとご相談し、お考えを聞かせていただきました。とてもためになる時間でした。
今、温めているアイデアについても、「それは面白い!」とおっしゃっていただきました。経済同友会の中でもかねてから社会貢献に大変な関心をもって活動されていた

本筋の議論とは別で、とても印象に残ったのは、その方、82歳のときに、全国各地で講演をしてまわったそうですが、その講演がなんと年齢と同じ82ヶ所だったそうなんです。

すごいと思いません?

とってもお元気な方でしたが、82歳で82ヶ所の講演か・・・ぜひ、そういう生き方をしたいと思いましたね。

その年でも元気であることはもちろんですが、それだけ声のかかるメッセージやこだわりがないとこうはなりません。

びしっとした筋の通った生き方をしてきた、日本を代表するシニアにお会いしたという思いがしました。

ひとつ、とても目標になる生き方を見せていただきました。

自分もこうした80歳になりたいと思います。





昨日の夜、表参道で開催されたチャリティプラットフォームが新設した創業支援(インキュベーションプログラム)の第二回説明会があり、私も参加しました。

100名以上の方が参加して、説明会後の懇親会を含め、熱気あふれる感じでしたが、なんといってもこのプログラム、仝朕予成500万円x3年、▲フィススペースと秘書機能の提供、専門的サポートの3点セットがあるプログラムで、これだけのNPO創業インキュベーションプログラムは間違いなく日本初です。

アメリカにある、社会変革で高い評価のあるタイズ財団が丁度同様のインキュベーション事業を設けて話題となっていましたが、日本でもこうしたインキュベーション事業が生まれているのは大変うれしいことです。

今の日本の助成や行政の補助システムの中ですと、NPOへの資金的支援は実績があって組織的にも確立した組織にしかまわりにくく、創業時のリスクを軽減する仕組みが圧倒的に欠けています。

施設だけの提供や50万円くらいの助成をしてくれる創業支援はあっても、なかなかまとまった支援がありません。SEED CAPのように700万円の創業支援助成はありますが、施設提供と専門支援もパッケージになっているという点では、アメリカで高い評価を受けたタイズ財団モデルがついに日本に誕生したということになります。

最大5名まで助成対象となるというこのインキュベーション、どういった結果になるのか今から楽しみですね。



とても面白いインキュベーションプログラムが出てきました。

アメリカのタイズ財団の日本版ともいってもいいと思いますね。

企業で今勤めているいる人で、NPOを立ち上げてみたいけど、生活とかのリスクもあるし、かといって、事業計画を詰める時間はないし・・・という人にはぴったりですね。

NPO版の松下政経塾みたいな感じもします。

新しくNPOを創業しようとしている方は、一度説明会だけでも聞く価値がありそうです。



===============================================
「世の中を幸せにするプラン、1500万円で応援します。」
〜チャリティ・プラットフォーム インキュベーションプログラム〜
===============================================

チャリティ・プラットフォームでは、「新たにNPOを創業しようと考え、
そのためのアイデアや可能性を持った個人の方」を対象に
インキュベーションプログラムを開始します!
NPOの創業に専念して頂くため、使途に制限のない資金最高1500万円を支給致します。

┌──────────────────────────┐
◆【1】インキュベーションプログラムの3つの特徴徴    
└──────────────────────────┘
POINT 1: 選考基準は「あなた」!
事業内容だけでなく、「あなた」の可能性に対して支援を
行います。
POINT 2: 資金だけではない、トータルなサポートをご提供!
最高1500万円までの資金のほか、オフィス、経理
業務、受付業務などをトータルにサポートします
POINT 3: 資金の使い道はあなた次第!
資金の使途に制限はありません。
┌──────────────────────────┐
◆【2】支援対象    
└──────────────────────────┘
    NPOを創業することを計画している個人。活動分野や活動地域は問いません。
┌──────────────────────────┐
◆【3】支援内容    
└──────────────────────────┘
 500万円×最大3年=1500万円を支給
 オフィス環境の提供
 バックオフィス業務の支援、法務・会計の専門的アドバイスの提供
┌──────────────────────────┐
◆【4】説明会    
└──────────────────────────┘
以下の日程で説明会を実施します。
 第1回 2008年9月27日(土) 13:30〜
 第2回 2008年10月8日(水) 18:30〜
┌──────────────────────────┐
◆【5】応募期間    
└──────────────────────────┘
2008年10月1日(水)〜10月20日(月)
---------------------------------------------------------------------------------------
インキュベーションプログラム詳細はこちら:
http://charity-platform.com/incubation/index.html
---------------------------------------------------------------------------------------
本件に関するお問い合わせ先:
特定非営利活動法人チャリティ・プラットフォーム
住所:東京都港区南青山3丁目8番37号 第2宮忠ビル3階
TEL:03-5770-3150 
ホームページ:http://charity-platform.com/
---------------------------------------------------------------------------------------




先日、都内某所でNGOスタッフの給与をどうやったら上げていくメカニズムを作っていけるかという研究会に参加しました。今回が3回目ですが、やっぱり考えたことをひとつ。

このテーマは、私にとってもとても大きな関心事で以前にもこのブログで問題意識を書いたら結構反響をいただきましたが(「もし、NPOスタッフの平均給与が1千万円だったら」)

改めてアメリカのNPOスタッフの給与事情を調べていて、これはなんとかしたいと思いましたね。

アメリカにはいくつかのNPO給与調査があり、有名なのは、Nonprofit Times とGuideStarの調査です。

ちなみに、その数字を見てみますと・・・・・

うーんというくらいの格差です。

百万ドル(一億円強)未満の事業規模のNPOの事務局長の全国平均で650万円程度、

百万ドル以上1000万ドル(11億円くらい)までの事業規模のNPOの平均ですと約1千万円程度。

1000万ドルから2500万ドル(27億円くらい)までの事業規模ですと、平均給与が1500万円程度、となります。

もちろん、いろいろと加味すべき要素はあり、一概に日本のNPOと比較できないところはあります。日本でも官公庁系の財団法人のトップクラスは1500万くらいの年収はとってますしね。

しかし、やはり11億未満クラスの規模のNPOの事務局長の平均値が1千万円というのは
やはり重要な数字だなあ。

日本のNPOの平均年収が非常勤を入れて180万円とかいわれてますよね。結構名前の売れている団体の事務局長でも、500万を超える人はなかなかいない。

この状況って、本当に変えられないんでしょうか?

実際に、小耳に挟んだところでも、日本のNPOでも、パラパラと1千万プレイヤーの事務局長が出てきています。

しかし、これを骨太の流れにして、優秀な人材が定着していくようにするためには、

‘本社会の中の、「NPOのスタッフはボランティアでしょ」という、世界でも際立ってNPOスタッフの給与に厳しいという、奇妙な考え方を(空気を)変える。
管理費や人件費に使えるキャッシュフローを太くするメカニズムを創る。

の2つが必要不可欠です。

これは絶対に変えないかん。

こういうお話をすると、NPOの世界で長い方からは、「俺たちはお金のためにやっているんではない」とお叱りを受けるかもしれません。現に、某大手財団の元会長は、政界や財界で、未だに「NPOはボランティア精神で、給与なんて低くていい」と言ってまわっておられるとも聞きます。

それでもなお、NPO界を「いきいきと働ける業界」にしたい。

それはなんとしても実現したい状態です。NPOがプロフェッショナルなサービスを提供して、社会の公共サービスの一翼を担い、社会を革新していく時代が来たんです。

実際に今働くスタッフの皆さん、ものすごく優秀で、意欲にあふれた人たちです。

さらに、

今、若い世代が非常に意欲ある、社会にインパクトをあたえるNPOを立ち上げています。

彼らが30代、40代になっても、家庭や人生とNPOを両立できる時代を早く作ってやらないといけません。そうしないと、みんな30代半ばで、子供の教育費がかかるようになたら辞めることになってしまいます。

これから、日本社会の「空気」を変える仕掛け、人件費へのキャッシュフローを増やすメカニズム作りは、ぜひともやっていきます。先日の研究会でも、「企業でも長くNPOにかかわっている人は、みんなNPOのスタッフの給与につながる支援の必要性を理解している」という声がありました。

日本社会を良くしようと思ったら、企業の社会貢献事業を最大に効果あるものにしようと思ったら、やはりこのところはメスを入れないといけない。

ここは、NPO側ではなく、日本社会の側が変わらないといけないところです。

このブログをごらんの皆さんには、NPOの理事や、支援する側の方もいらっしゃると思います。メディアや企業の方も。みんなで、NPOはボランティアって言う感覚なんて「おっくれてる〜」という空気を作っていきましょう。

日本でも、1億円以上の事業規模の事務局長は、堂々と1千万の年収をとって、その分、すばらしい事業を責任をもって展開するという状態を実現したいと思っています。

この件、この1年間くらいの中で、何か社会の認識や資金メカニズムに一石を投じるエポックメイキングな仕掛けを考えてみたいと思います。

ふふふ・・・やるぞ〜。


イーココロ!という募金サイトを運営している、ユナイティッド・ピープル社が、日本初の署名サイトを作ったという案内が来ました。
(詳細はこちら

要はなんでも署名活動をしたい人が、そのテーマなりをこのサイトに掲示し、署名をオンラインで集めるというシステムです。たしかに、こうしたニーズってありますよね。

まだまだ立ち上がったばかりで掲載されている署名活動も2件しかないようですが、広がりを見せてくるとなかなか面白いサイトになりそうです。

ファンドレジングの観点からもうまく活用できないかな・・・

署名が数万集まることって、とても大きなエネルギーです。単なるアドボカシー効果だけではなく、信用力補完効果もあります。

ちょっと考えてみたいと思います。皆さんのNPOでもうまく活用する方法をご検討されては如何でしょうか。

この週末、ジャカルタの目抜き通りに面したホテルの部屋にこもって資料を読んだり、レポートを作ったりしています。

出張中って、一人きりになれますので(普段の自宅や会社では、何かと集中しにくいときもありますが)、本を読むにも何をするにも集中できますね。

成田空港で、勝間さんという、公認会計士でコンサルタントもしている方の書いた本を買い、読んでいたんですが、なるほどを思わされたのがいくつかありました。

彼女のテーマは知的生産性の向上という、コンサルティングなどの知的生産を行う人がいかにして効率をあげるかということです。

彼女、毎月の本の購入予算を15万円組んでるんですって。それで読んだ本の中で、役に立つのは10冊に1冊とかいうレベルだそうですが、この投資は、とても費用対効果がいいと述べています。

彼女曰く、本を書く人は自己実現として書いている部分があるので、割りに合わないくらい貴重な情報を書いてくれていることがあると。その人のそれこそ20年間分の蓄積を一気に教えてもらえる、とても貴重な教材だと。これほど安くそうした知見や経験を学べるものは他にはないということのようです。

また、本をそれだけ読むのには、TVをみてはいかんと。その理由付けが面白いなと思ったんですが、TVは無料で見れるので、コンテンツとしては万人向けになってしまうし、質も低くなる。3時間見ても得られる情報の質と量が低く効率が悪い。同じみるなら有料放送だろうと。有料放送は、顧客がいやになれば見なくなって収益があがらなくなるため、質を担保しようとする競争原理が働くと。

要すれば、タダな情報で満足していてはいかん。時間と資金を知的生産効率向上のために投資していかないといかんということのようです。

なるほどなあ。よく指摘されるところではありますが、その理由付けや切り口の設定が面白いですね。

私も、日曜日はTVを見ないで、一日知的生産に励みたいと思います。
(でもサッカーだけは見たいなあ・・・)

経営コンサルタントとして、既に17年ほどのキャリアのあるOさんと、新宿某所で飲んでいました。NPOの経営支援コンサルティングを考える際にとても参考になるいくつものアイデアをいただくことができました。

今の日本の経営コンサルティング業界についてや、企業に本当に役に立つコンサルテイィングとはといった話なんかもしていたんですが、その中で、Oさんの体験から、とてもいい一言をもらいました。

「分からないことは、『教えてください』といえるコンサルタントになる」

コンサルタントって、アドバイスする事柄について、何でも知っていないといけないような気持ちになることがあります。しかし、目指すことは顧客の企業にある課題を解決することにある訳ですから、知ったかぶりしてヘンな結論にしてしまうのが最もよくありません。

しかし、何でも教えてくださいといっていては、頼りなく思われてしまうのも悩みどころ。そこで、「質問力」が問われるところです。

恐らく、「そのところ、分からないので教えてください」という質問を通じて、更に顧客の納得感や信頼感を勝ち得ることができるかどうかが、経験のあるコンサルタントと若手コンサルタントの判断力やセンスの分かれ目なのかもしれません。

質問して、自分の理解を深めるのはあたりまえ。
質問して、相手の理解を深めるのが中級
質問して、お互いの一体感と信頼を高めるのが上級

そんな感じでしょうか。


最近、気づいたんですが、大和証券のCMで、面白いことやってますね。

ごらんになった方もいると思いますが、大学の教授が「決定回避の法則」について解説するというCMです。

この教授、米国のニュージャージー州にあるプリンストン大学のELDAR SHAFIR博士です。彼が、CMの中で、店頭に4つの色違いのベビーカーを並べて売った場合と、何十種類もの色違いのベビーカーを並べて売った場合では、4つの色違いの場合の方が売れるということを解説するCMになっています。

シャイファー教授が提唱していることは次のよなことです。

決定回避の法則 : 選択肢が増えすぎると、人はむしろ何も選べなくなる。

現状維持の法則 : 選択肢が広がると、いつも通りのものを選んでしまう。


この考え方、寄付先としてのNPOを選ぶという考え方にも近いものがありますね。

結局、NPOが注目されてきて、いろんな団体が出てくると、寄付する方からすると、どこを支援したらいいのかよくわからんということになってきます。

かえって、普段あまりNPOに関係がない人のほうが、たまたま縁のあった団体を支援するということで、よほど迷いはなく、決断できるということもあるかもしれません。そして結果として「現状維持の法則」が働いて、最初にご縁のあった団体を支え続けるということになります。

顧客に対して「選択肢を絞る」ことで購買行動につなげようという発想って、いろんな商品のマーケティングでも出てきます。旅行会社が、テーマ別のパック旅行を提案したりするのもその例ですよね。

実際に資金仲介をやっているサイトなんかでも、個々のNPOへの支援というよりは、「環境」とか「子ども」とかといった選択肢で寄付する人も結構いるようです。

大和証券のCM、なかなか妙味ですね。




ファンドレイジングとは直接関係ないですが、みなさん、「スラムダンク」という漫画ご存知でしょうか。

高校を舞台としたバスケット漫画で、一時期、爆発的な人気を呼び、バスケットをする人にとっては、バイブル的な漫画となっています。

この漫画では、主人公(高校1年生)が全国大会3回戦で負けるところで最終回となっています。

最近見つけたんですが、「Kの部屋―スラムダンクの続きを勝手に考えてみる」というブログがあるんですね。これがまたすごい人気サイトです。

ある編集者の方が、勝手にブログで漫画の続編をストーリーとして展開しています。なかなかリアリティのある展開で、スラムダンクファンは、かなりはまれる内容ですね。

このブログがヒットしている要因は、.好薀爛瀬鵐という有名コンテンツを取り上げていること、◆崑海」をみたいというファンの欲求にマッチしていること、ストーリーがあくまで漫画の「吹き出し」をイメージさせるもので、説明文が長くないこと、ぐ豌鶲豌鵑短いストーリーながら、きちんとクライマックスを設けている(週刊誌の要領ですね)こと、があげられそうです。

,離灰鵐謄鵐弔呂箸發く、◆銑い砲弔い討蓮∋温佑砲覆襪箸海蹐任后

スラムダンクの「続き」皆さんも是非一度ごらんになってみてください。面白いですよ。

今、インドネシアのマカッサルという町にいます。

先週末から、インドネシアのマルク諸島にあるアンボン島に調査で入っていて、ホテルにもインターネットがまったくないところでしたので、アップができずにいました。(部屋に電話も無いホテルでした・・)

そこから、今日、マカッサルという、大きな町に出てきて、今、ホテルでこの文章を書いています。

私が調査で入っていたアンボン島というところは、昔、オランダの植民地時代の拠点のひとつで、イスラム教が国教であるインドネシアでは珍しく、イスラム教徒とキリスト教徒が混在している島です。

かつては、観光客も多く、エキゾチックな雰囲気のある、南洋の島として有名でしたが、99年ごろから、キリスト教徒とイスラム教徒が殺しあうという、凄惨な紛争が数年間続く島となってしまいました。

小さな島なんですが、結局、亡くなった方はマルク州、北マルク州全体で5000人とも7000人ともいわれており、国内避難民も34万人にのぼったという、とても恐ろしい歴史を経てきた島です。アンボン市内の大半の家屋も焼失してしまうほどの激しい紛争でした。

私も、かつてインドネシアに駐在していた時代、この凄惨な紛争が連日地元新聞紙上を賑わしていました。インドネシアに援助する仕事に携わっていながら、この紛争に何も手を出すことができない国際社会の無力さをとても感じさせられたことを思い起こします。

今回、現地に入って、村人やNGO、政府関係者たちからヒヤリングを重ねるなかで、何よりも驚かされたのが、関係者や住民の努力によって、驚くほどの安定が取り戻されていること、そして、99年以前は平穏で安定した社会が、貧困や経済格差といったもののもつ潜在的なフラストレーションを外部の扇動者に利用されて、あれだけ急激に紛争に陥るということの恐ろしさについてでした。

スハルト政権時代、インドネシア社会では、市民活動やNPOの活動というのは著しく制限され、行政主導のタテ型社会を構築していました。効率性重視の経済政策は、どうしても貧富の差を拡大する側面があったように思います。そして、地域社会での「第三の力」であるNPOがスハルト政権の32年間の治世の中では基本的に認められてこなかったという社会では、開発や分配のアクターは、行政と国際的な援助機関だけであったという側面があります。

こうした住民間紛争を発展させないためには、様々な政治的要因もありますが、やはり、地域社会をつなぎ、社会の持つ「弾力性」を高めるうえで、NPOや学校などを拠点とした、複合的な地域社会関係の存在が、とても重要なんだなと感じました。

今、援助機関やNPOなども協力しながら、学校行事や地域でのイベントを企画し、そこにイスラムもキリスト教徒もともに参加するというようなプロセスを通じて、自然に交流が深まり、和解が進むような取り組みが進められています。

今回のアンボン出張で感じたことは、NPOが生き生きと活躍する社会って、やはり、社会に「弾力性」を生むんだということです。いろいろな複合的な人間関係や、柔軟性のある「場」づくり、他者への思いやりや理解をはぐくむ機会、そうしたものを生み出すのがNPOの本来持つ力なんだと思います。

アンボンでの犠牲者も、NPOが地域社会に根付くことが許されていたなら、もっと少なくてすんだと思います。

そんなことを考えたアンボン出張でした。




このページのトップヘ