昨日、大学院大学至善館(日本橋)の第一回の卒業式が、オンライン中心で開催されました。卒業された一期生の生徒の皆さんにおめでとうと申し上げたいと同時に、ここまで、大変な長い時間と労力、そして苦労と悩みを克服して、この日に至った野田智義さんはじめスタッフ、教授陣の皆さんに心から感謝です。

至(Ultimate)、善(Goodness)、館(School)という、従来のMBAの枠を超えたDesign and Leadership for Societal Innovationを学ぶ社会人大学院です。
https://shizenkan.ac.jp/

世界は大きな転換点にいる、という時代認識のもと、「二律背反を克服する」というコンセプトで、グローバルxローカル、ビジネスxソサイエティ、東洋x西洋、陰x陽、いろいろな価値観を融合させた、新たな時代を切り拓くリーダーを育てる2年間の修士課程です。

資本主義とは何なのか、東洋的価値観は今の世界の中でどのような役割を果たせるのか、社会の孤立化やシステム化の中で個々人が果たす役割とは何なのか。

私も自分の担当授業以外にいくつか聴講させていただきましたが、今の時代の本質的な変化を捉えたリーダーを日本発で生み出したいという野田さんの情熱が詰まったカリキュラムで、世界規模で見たときの価値を創造しようというチャレンジです。自分自身も、時代観・世界観が一段階進化する空間でした。

ここまで持ってくるのは、並大抵のことではない。大変だったと思います。すごい地道な、でも未来を見据えた、どんな苦難をも乗り越えるリーダーシップ。本当に素晴らしい。日本発で世界と人類の歴史に意味のある問いかけを続ける大学院が、この東京に生まれていることに感動します。まだ全然形にならない、予算も確保されていない、コンセプトの段階から伺っていましたので、どれだけの情熱と、努力と、頑張りがあって、この場が生まれているのだろうと考えると、「社会を変える」ということの持つ言葉の意味を改めて考えさせられます。

まだまだ、進化の余地のある大学院です。でも、この空間が今の東京にあることは、本当にありがたい。卒業生たち一人ひとりがこれからのチャレンジの中で大切にしたいと選んだキーワードの数々の中に「共感(Empathy)」という言葉がたくさんありました。共感性の連鎖が社会変化を加速化させる本質的要素となりつつある時代が来ている。1期生の卒業生の皆さんから、大きな社会変化を生みだすチャレンジが誕生することを期待しています。