日本は、課題先進国です。税金だけではもはや社会問題は解決できない。
そこで、行政資金に頼らずに民間の解決策が必要ですが、
ソーシャルビジネスで稼ぎながら解決することができるところはいいのですが
そうでない分野もある。あるいは、ソーシャルビジネスでもスケールさせる
ときには、支援性資金がいる。

これは、NPOのため、とか、市民参加で寄付が大切とかといったことを超えて
日本社会の未来、あるいは三菱総研の小宮山理事長の言葉をお借りすれば
「先進国はすべて寄付が社会を構成する重要な要素にならざるを得なくなる」
という状況が生まれてきているということなんだと思います。

じゃあ、この日本で、どうやってこれを進めるのか。
うすうす感じ始めている人は多いんですが、まだ空気ができているとは言い難い
ですよね。

でも、日本は「空気社会」だから、その流れさえ生まれてしまえば、
広がりを見せる可能性がある。これが日本社会の運気好転のきっかけになる。

そこで昨年始めたのが「寄付月間〜Giving December」というチャレンジでした。
http://giving12.jp

寄付月間2015ビデオhttps://www.youtube.com/watch?time_continue=2&v=aqx-e5CZV5s

やはり、人前で寄付について語れる空気というか機会を創らないといけないし、
面白く楽しくいろんな寄付関連企画が生まれて、ムーブメントになるような期間を
設けないといけない。これが寄付月間だったんです。

こういうナントカ月間って、だいたい政府が閣議決定とかして始まるんですよね。

でも、これは完全な民間イニシアチブ。予算150万円くらいで、35の企業、NPO、行政
が実行委員会作って、ほそぼそと立ち上がった感じでした。全国にいろんな企画が
自発的に生まれて、それを僭越なら「公式認定企画」とか承認させてもらって、という虫のいい
ことを考えていました。

そしたら、初年度、23の企画が全国で生まれて、123の賛同パートナー法人も生まれて
ビルゲイツさんが来てくれて、東海でカンパイチャリティが生まれて2000店舗近くが
参加してくれて、43件の寄付関連報道があって・・・・となんだか楽しいひと月に
なりました。

「こういうのって2回目が大切だよね」

という合言葉で今年の12月の寄付月間の準備をはじめたんです。
いよいよ来週の12月1日から今年の寄付月間スタートしますが、
なんと、今の段階で公式認定企画が67企画、賛同法人も390法人にいたり、昨年の
3倍のスケールになりました。政府も後追いで「閣議決定」してくれたりして、なんだか
楽しくなりそうです。その全国の企画を見ていて、うれしいことがひとつあります。

「日本の寄付の未来はだれが変えるのか」

これはもう、もちろん、一人ひとりが変えるのですが、その中でも、私は、シニアと
子どもたちの役割は特に大切だと思っています。

日本の高度成長をけん引したシニア層の皆さん。そして、これからの時代を担う
子どもたち。この人たちにとっての「寄付」というものがより魅力的に、素敵なものとして
広がるきっかけを創りたい。

その意味で、素晴らしい企画が寄付月間に誕生しました。

ひとつがGiving Initiative。日本の経済社会をけん引してきたリーダーの皆さんが
「寄付する生き方」を個人の資格で発信するプラットフォームが12月1日に発足します。
経済同友会の元代表幹事、日本サッカー界の立役者、元東大総長、元大臣、有名大手外資企業の会長
などが一緒になって「自分も寄付する生き方を選択するので、みんなもやろう」ということを
発信するWEBプラットフォームを立ち上げます。1年越しの準備がついに形になります(涙)

もうひとつが、高校生や大学生の企画。彼らの世代が知恵をしぼって、同世代を巻き込む企画を
考えてくれています。わくわくします。

こうした「今年の寄付月間」を余すことなく体感していただくイベントが、
寄付月間キックオフシンポジウム(12月1日) 14:00〜16:00 東京ウイメンズプラザホール
http://giving12.jp/news/535/ 参加費2000円
(賛同パートナー法人のご所属の方は、人数にかかわりなく無料ご招待です)

この場でGiving Initiativeの発足発表もこのシンポジウムで行います。

「日本の寄付の未来はだれが変えるのか」

この会場に集う公式認定企画立案者の皆さん、法人や個人の賛同パートナーの皆さん、そして
この場にいらしていただく参加者の皆さんとともに、ひとりひとりが変える日本の寄付の未来を
考えたいと思います。

ぜひ、いらしてください。