ファンドレイザーとは何か? 今、認定ファンドレイザー資格制度が発足した今、改めて考えてみます。ファンドレイザーとは、NPOや公益法人のために、資金を集める人であるということ。これは間違いない役割です。

日本でも、世界各国のファンドレイジング協会の設定するファンドレイザー資格制度と連携し、日本唯一の正式な国際ファンドレイジングサミット登録団体として運営されている日本ファンドレイジング協会が2012年から認定ファンドレイザー制度を開始しています。

これからの時代、民間非営利セクターのひとつのプロフェッショナルの形として、認定ファンドレイザー制度(http://jfra.jp/cfr)が成長することを期待しています。

ファンドレイジングとは、トータルで「共感性をマネジメントして財源成長を図る」ということにあります。そのため、ファンドレイザーは寄付だけではなく、会費も、助成金も、事業収入も、相乗効果で成長させることができる人材であるといえます。

では、この認定ファンドレイザーは、資金を集める人ということで定義は十分なのでしょうか?

よく、世界的には、「ファンドレイザーはNPOと社会をつなぐパイプラインである」という言い方がなされます。認定ファンドレイザー資格制度においても、この発想はベースとなっています。これは、単にNPO向けての資金の流れを意味していません。同時に、社会に対して、NPOが取り組む社会課題について社会のひとたちに共感してもらい、理解してもらうことを目指すということでもあります。

ファンドレイザーとは、同時に、高い倫理感を持つことが求められています。そのため、資格制度が設けられ、倫理観を有しており、技能もある人間を認証していこうということがおこるわけです。
ただ、このファンドレイザー資格は、ライセンス(その資格を有していないと仕事ができない)ということではありません。日本では、このライセンス型を「排他的資格」といったりしますが、税理士、公認会計士、弁護士などがそのライセンス型です。もし、ファンドレイザー資格がライセンスであると表記されているサイトがあれば、その点は誤解です。

倫理と専門性、そして実践力。そうした包括的なプロフェッショナルの技能を認定し、評価される仕組みをつくりだすのが、ファンドレイザーの技能認証資格である、認定ファンドレイザーです。

アメリカでは専門職の「なりたい」ランキングでトップ30に入る仕事です。日本でもファンドレイザーとしてプロフェッショナルなキャリアを積む人が増えることを期待しています。