日本の寄付の歴史を振り返ると、いろいろと素敵な人たちが出てきます。

たしかに、欧米とは全く違った発展経緯をたどっている日本のフィランソロピーですが、深く考えていくと面白いなあと感じています。

日本のこれからの社会的発展の本質に、やはり寄付というものをどう位置付けるかということが横たわっている。

つまり、これって、日本社会そのものの発展モデルへのパラダイムシフトなんだと思います。

さてさて、まずは「歴史に学ぶ」ということでみてみますと、

室町時代、「京の三大長者」といわれる豪商が行った社会貢献活動があります。
日本社会でも商人が少しづつ資本蓄積に成功しはじめ、港湾整備や学問振興、芸術保護などに役割を果たし始めます。それも、やはり京都を中心とした近畿エリアが中心であったようです。

その中でも角倉素庵は、イタリア・ルネッサンスの保護者として名高い、メディチ家のロレンツォにも匹敵するメセナ活動家であったという評価があります(伊木1993)

室町時代というと、1300年から1600年くらいの間です。そのころにもこうした動きがあったのに、どうしてそれが健全に発展していかなかったのか。(実はある程度まで発展していくのですが、明治時代にやはり流れが変わっている)

興味深いところです。