よく、言われますが、「寄付」と「寄附」ってどっちがどっちなんだろうって、どう思います?

インターネット上で検索しても、いろんな意見が出ていますが、
要約すると、

法律用語としては「寄附」というのが用いられるということから、「寄附」が正式で、「寄付」が簡素化したものという意見が良く見られますね。

実際には確かに新聞などでは「寄付」が用いられています。

これ、いろいろと調べてみたのですが、

文字の成り立ちとしては、「附」と「付」ってずいぶん意味合いが違うみたいですね。

楽天の「みんなで解決」http://qanda.rakuten.ne.jp/qa1064654.html
に出ているのを中国語の漢字からの流れを抜粋して見ると、


「付」の文字の成り立ち:

2000年ほど前には現在の字形に近いものが成立。しばらくして楷書体制定のときに完璧に"付"の字形となる。

楷書体になるまでの意味:人偏は人を、寸は人の手を表します。よって、"物を持って人に与えることが出来る"の意味になります。

付に完成されてからの意味:"寄託する、与える、人に向かって物を持つ"の意味で、つまり、"交付する、手渡しする、任せる"の類の意味です。

例えば、付与(渡す、与える、給与する の意)。


「附」の文字の成り立ち:

2000年前には原型が存在。楷書体になってから"附"の字形が確立。コザト偏は、もともとは"阜"から変遷したものです。"阜"の本来の意味は"丘、土の山、多い"の意味。

楷書体になってからの意味:"小さな土の山、附属する、傍らに寄り添う、〜に頼る、模倣する"の意。

附帯(付随する、付帯する)。
附記(手紙などの追伸)。
附属(付属する、帰属する)。


なるほどねえ。

何となく感じるのは、昔は、寄付とか寄進って政府だったり、大きな寺院だったりにするのが多かったじゃないですか。そうすると感覚としては、「大いなるもの」に附属させるようなイメージで「寄附」がいわれていたと。

今の時代のNPOなんかへの寄付って、どっちかというと、もっと対等で手渡しする、与えるという感覚の寄付ですよね。何かに大きなものに附属させるようなものというよりは。

そうすると、今の時代のキフは、「寄付」がイメージにあうのかなあと思ったりします。