日本の寄付の歴史を見てみると、やはり、仏教系の寄付が主流となります。ただ、このこと自体は世界的にみてもそうなので、それほど驚くことではないと思います。

12世紀くらいには、かなり盛んになるのですが、これをよく聞く、「勧進(かんじん)」という言葉で知られているものですね。

最初のことは、勧進聖(かんじんひじり)・勧進僧(かんじんそう)・勧進上人(かんじんしょうにん)といった人たちが、全国に説法してまわりつつ、「勧進」を受け入れ、そのうちの必要経費を除いたものを「寄付」として寺院の修繕や建設に活かしたということになります。


よく聞く、「勧進帳」は、この募金集め趣意書のことですね。巻物に趣旨や使い道を書いて読み上げるためのものです。

この勧進で集めた寄付は、当時、本来であれば朝廷などが実施する橋の修繕や維持管理といった公共事業にも活かしていたようです。

しかし、朝廷が、じゃあということで、公共事業を担ってもらう見返りに、荘園などを勧進に無償貸与するようになり、その収益で公共事業を担ってもらうことを始めます。

そうすると、汚職やら腐敗やらがおきたり、勧進ポストが利権化して、抗争が起きたりしたということも言われています。

うーん。何時の時代も行政からの支援がいきすぎると、ややこしいことになりますな