今日は、「太平洋の奇跡ーフォックスと言われた男」を見に行きました。

第二次世界大戦のサイパン島で、最後まで山にこもって抵抗した47人の兵士のリーダーである大場大尉が、その人格、機転で「フォックス」として米軍に一目置かれていたという話です。

その大場大尉の苦悩、葛藤と、最後のシーンにいたる、「誇り高き日本兵」という立ち居振る舞いがとても印象に残った映画でした。


ひとつ、とっても興味深いなと思ったのが、


「将棋」と「チェス」の概念の違い。


「チェス」って、相手に駒を取られたら、もう使えないじゃないですか。

でも、「将棋」って、相手に取られたら、寝返って相手の駒になって攻めてくるんですよね。


だからこそ、第二次世界大戦では、日本軍は、とにかく捕虜になることを戒めたのではないか。つまり、捕虜になると、手のひらを返したように相手に協力的になってしまうところが、日本人にはある。

これって、戦争中、米軍がずいぶん不思議に思ったことでもあるようです。

あれだけ反米思想で玉砕戦法をとる日本軍と、捕虜になるととたんに協力的になる日本兵。

この発想には、その場、その場での主君に仕えるという「将棋」的発想があるのかもしれません。

唯一神的な宗教感のない日本社会では、物事に対して融通をきかせる発想が強い。

日本人文化論を考えるうえで、「将棋」と「チェス」の発想の違い、面白いなと思いました。