日本の子どもの教育に必要なことってなんだろう・・・て、思うんですよ。

自分の子どもも小学校5年生と2年生になるんですけど、学校の話とか、これから中学どうしようかなとか、いろいろ話したりする中で、「子供の教育」に必要なことって何かなと。

勉強。知識って必要ですよね。
あんまり詰め込みすぎて、覚えきらんほどはいらないけど、やっぱり基礎知識は必要。

思考力。必要ですよね。
数学とか、国語とかってそういうとこありますよね。ただ、社会は正解あることばかりじゃないから、単に正解を導きだすだけでない、「問題解決力」というか、「仮説立案→情報収集→解決案提案」といtった「思考プロセス検証」のような授業ってあるのかな。そこは良くわからないですね。

コミュニケーション力。社会性というか。必要ですね。
自分の考えを論理的に、あるいは、意識的に情緒的に表現する力。他者から信頼されるための社会性。大事ですよね。これってリーダーシップ力にもつながる。

もうひとつ、やっぱり大事だなと思うのは、「モチベーションの自己発電力」。
これってスゴク重要な気がします。
よーしやるぞ!っていう内面から沸き起こるような力が、自然とわき起こるような子どもを育てていく。これって大変だけど、教育で重要なこと。

今、「寄付の教室」というプログラムをモデル的に公立中学校、高校でスタートしました。

いくつかのステップでパターンがあるのですが、一番基本的なものでいいますと、

3つの実在する団体の紹介をビデオと活動紹介ペーパーで見て(場合によっては地域のNPOの方が5分プレゼンして)、まず、自分がおもちゃのおカネを持って、自分だったらどこに寄付するかを考えます。

次に、6人一組くらいのグループで、グループとして、どこに寄付するかを考えます。

最後にグループ毎に、その結果を発表しあい、気づきを共有します。

これだけのシンプルな授業ですが、これがなかなか好評です。特に、子どもたちから。

なんでだろう・・・・

私、子どもたちの授業を受けた後の感想文を読んでも思うんですが、

これって、「寄付の仕方」を学ぶ教室じゃないと思っています。

むしろ

「自分が社会のためにかけがえのない存在であることに気づく」
「自分でも、何か社会に変化をもたらすことができることに気づく」
「いろんな価値観があって、何かが正解なのではなく、その多様性の中で、一人ひとりが、自らが社会のために益になると考え、行動することが大切なんだと分かる」

ということなんだと思っています。

こういうのって「フィランソロピー教育」といったりします。ボランティアを体験したり、社会の課題を学んだり。

その中で、「自分が選ぶ」っていうことがとても大切だと思うんですね。

いくらボランティア体験をしても、学校が決めたところにいくだけだと、効果は半分な気がします。「自分で選ぶ」ことで、自分が社会の問題解決ということについて「思考するプロセス」を体験することが大事。

もうひとつは、「20円で一人の子どもにワクチンがわたり、命が救われるかもしれない」と知ることは、いくら今はクラスで人気がなくても、いじめられていても、勉強の意味を見出せなくても、どこかで真面目にやっていれば、誰かの命を自分が選ぶからこそ、それによって起こりうる変化、おこしうる変化に、モチベーションを感じるのだと思います。

思考のプロセス、そして学ぶ・生きるモチベーションを感じること。

最近では、「将来の夢は?」に「正社員」という冗談もあるくらい、子どもがモチベーションを感じにくい社会です。

途上国にボランティアで一生をささげるのは、カッコいいかと思っても、そこまでは踏み切れないと思う子どもたちにとって、「寄付」という参加の仕方で社会を変えることを応援できるかもしれないということは、かなりモチベーションアップになるのではないかと感じます。