今、全国各地にまちづくり会社があります。

多くは駅前商店街などを中心として、地域振興を目的に設立される会社で、地元企業や自治体などが出資して、タウン紹介ペーパーをつくったり、駐車場管理や地域の魅力向上のための事業としてイベントなどを行っています。

収益源としては、広告収入や駐車場や施設のレンタル費、イベント収益や物販などがありますが、行政からの補助金が出るケースもあります。

こうした団体にとって寄付や助成金なども視野においたファンドレイジングの可能性というのはどういったものがあるでしょうか。

会社形態ですと、寄付金、会費、助成金などは集めにくいところですが、いくつか組み込むことが考えられますね。

?NPO併設型の「ハイブリッド」モデル
 まちづくり系以外の分野ではよくみられるモデルですが、株式会社とNPOを目的に応じて併存させる形ですね。有限会社ビックイシューがビックイシュー基金というNPOを持つような形です。
 会社形態で事業モデルを立ち上げつつ、共感層には寄付や会費のお願いをしたり、助成金を獲得したりする形の道も設ける形です。

?行政タイアップでの地域ファンド形成モデル
 私がかかわる世田谷まちづくりファンドもそうですが、行政とタイアップして、まちづくり支援ファンドを構築して、そこを経由した資金がまちづくりに活かされるメカニズムを構築するというのがもうひとつの形です。

いずれにしても、会社形態で全国各地にできている、まちづくり会社ですが、財政的には苦労しているところが多いと聞きます。ハイブリッド型の検討もひとつかもしれませんね。