先日は、大阪での日米NPOダイアログのセミナーに講師として参加してきました。

懇親会も含めて、とても楽しい時間をすごさせていただきました。

後半のグループワークのセッションで、「どうやったら会員を増やせるか」というテーマでみんなで議論していました。

会員に手間なく継続手続きをしてもらうための取組や、会員への報告の方法、心機会員の獲得のために講演機会をどう活用するかといったことについて体験や悩みを話しあってていた際、ある参加されていた女性から、こんな発言がありました。

「こういう発想はおかしい。会員が増えないとか、継続率が悪いのは、その団体に魅力がないからであり、会員を大切にしていないからにすぎない。それを棚に上げて継続率や新規獲得の方法の議論をするのは本末転倒である」というご発言がありました。

全くその通りだと思います。

私自身も、ともすればNPOがとても資金面で苦労をされているので、なんとかすぐに成果のでる改善策を提案したいという思いで、ついつい具体的なスキルの話に入ってしまうのですが、本質は、いかに団体が魅力ある活動をして人を惹きつけるかにあります。

今、日本でNPOの会員になっている人って百万人もいないですよね。そうすると100人に一人とか200人に一人がNPOの会員になってくれているんです。

ある意味、すごいマイノリティーだし、すごく貴重な人たちなんだと思います。

こういう会員になってくれている人たちに、いかに感動を与えられるか。いかに達成感を感じてもらうか。そこにまず真剣に取り組むということが日本の寄付文化の強化への大事なステップなのかもしれません。

しかし、忙しいと、そうしたところにどうしても手がまわらないことも事実です。

また、会員数が数百人とかになると、ひとりひとりが満足しているかどうかはなかなかつかみにくいですよね。

でも、まずはそのうちの10人なら10人、普段あまりやり取りのない会員を具体的に想定してみて、その人たちがいま、どう感じているのか、シュミレーションしてみるという方法もあるかもしれません。

NPOの社会認知を広め、支援者を増やすために、社会への打ち出し方(広報)も重要ですが、あわせて足元の会員に感動や達成感を感じてもらうこともとても大切ですよね。

そんなことを改めて感じた一日でした。