モカです。サンフランシスコより約9ヶ月ぶりの投稿です。鵜尾さんがコツコツ更新しているみたいですね。さすが!

さて、アメリカではThanksgivingが終わって、一年でもっともファンドレイジングが盛んに行なわれる季節となってきました。主な理由は、年末に向け税金の調整が必要になってくる事や、幸せなホリデー気分で社会に貢献したい、必要な人に何かしてあげたいという気持ちの盛り上がり、などが考えられますが、私のところにも、手紙や電話での寄付の願いがどしどし来ています。

数あるNPOのうち、「どの団体に寄付をしたらいいか?」と考えた時、個人的には、団体のミッションや(邪道ですが)ビジネス現場での戦略的パートナーシップに適切か、他に「寄付をどれだけ有効に使っているか」を考慮に入れる事があります。つまり、集まった寄付が経営やファンドレイジング、マーケティング等の費用(Overhead)に使われるのではなく、「どの割合でミッションに使われているのか」を調べます。

例えば、Children’s Charitable Foundation(Seneca, S.C)という団体は$2.2ミリオンの寄付に対し、ファンドレイジングの出費を差し引くと11%しか残っていなく、しかも6%しかミッションに費やしていない。という事がForbesの雑誌に載っています。派手なキャンペーンをしているのか、ファンドレイザー(寄付集めの専門家)を高いお金で雇っているのか詳しい事は分かりませんが、団体として疑問です。

一方、同じ子供関連NPOでもBrother’s Brother Foundation (Pittsburgh, PA)は$267ミリオンの寄付に対し、なんと100%ミッションに使っています。このようなファンドレイジング費が無い団体も珍しいのですが、寄付者側からすれば、この2団体を比べてみると自分の寄付が高い割合で直接ミッションに費やされている団体の方が安心して寄付できますよね。

Forbes誌の2008投資ガイドによると、代表する200団体を対象にリストが作成されていて、平均で寄付の85%がミッションに使われており、ファンドレイジングの費用を差し引くと90%が残っています。

アメリカのNPOの財務表は誰でもインターネットなどで観覧できるので、厳しい目で様々な角度から評価することができます。

www.forbes.com/charitiesでは、その200団体の「寄付を効果的に使っているか」の他に資金集めの効率、チャリティーに対するコミットメント率、寄付者への依存率、など面白い切り口から団体を調べることができます。興味のある方はwww.forbes.com/charities