先日、首都圏にある、ある芸術系の財団法人の資金調達責任者の方々と新宿で飲んでいました。

この会合、「ファンドレイジングについて知りたい」ということで、ご連絡してこられたことで、お会いすることになったんです。

この財団法人自体、資金規模としてもかなり大きめの団体ではあるんですが、やはり昨今、競合の厳しさを感じておられ、企業協賛や会費収入の伸び悩みに苦労されておられました。

しかしながら、その財団法人、現在のところ、企業会員が200社ほどあり、一口30万円で設定していますので、6千万円程度の収入源となっています。これはなかなか貴重な財源です。

「やはり、老舗の団体で、かつ80年代の企業のメセナブームにマッチするタイミングで活動していた美術系の団体って強いなあ」と思っていたら、この法人自体はまだ出来て10年程度しかたっていないということが分かり、二重に驚きました。

 いろいろお話を聞いていると、「新しい伝統を創る」といったマーケットでのオンリーワン感のあるポジションや、企業とのネットワークのある人材の確保など、いろいろとやっておられるところもありますが、それ以上に「これまで700社以上に営業して回りました」という、担当の方の力強い言葉には感銘を受けました。

 どんな立派な戦略も、最後は、足で稼いでくる部分というか、顔を顔をつき合わせることで関係が出来てくる部分というのが、成否を分けるところがあります。

 いいメッセージといいポジショニングを確保したら、あとは徹底的に関係づくりをしてまわることの大切さを感じさせられましたね。