土曜日は、国際協力人材向けのキャリアセミナーを東京で開催しました。170名近くの方にご参加いただき、大変盛況でした。

私も、全体セッションで45分ほどお話させていただきましたが、休日にもかかわらず、大変熱心にご参加されている皆さんに、大変刺激を受けました。

その後、12名の方の個別のご相談を受けましたが、皆さん、国際協力にかける熱いお気持ちをお持ちで、国際協力分野で働く者として、とても勇気付けられました。

他方で、そうした相談を受けていて、やはり気になるのは、日本の国際協力NGOの雇用吸収力の限界という問題です。

国際協力を志す人材にとって、日本社会では、「きちんと給料をもらいながら国際協力をライフワークとしておこなう」という選択肢が、著しく限られています。NGOだと、どうしても財政的な難しさもあり、今回のセミナー参加者の大半である40代から50代の方々の、「生計をしっかりたてながら国際協力する」という期待に応えることがなかなか難しい。いきおい、政府系の機関で働く機会をさがすしかないということになります。相談者の中にも、「NGOも考えたんだけど、食べていくにはちょっと・・・」とおっしゃる方がいらっしゃいました。

国際協力NGOへのキャッシュフローを太くすることで、日本の国際協力分野における人や情報や知恵の回転サイクルが、より回転しやすくなるのは間違いないと思っています。

それは、行政にとっても、日本社会にとっても、ひいては途上国にとっても非常に意味のあることだと思います。そうした視点から、今後もファンドレイジング状況の改善に努めたいと思います。