昨日ご紹介したMS(多発性硬化症)の女性が立ち上げたSAWACO基金の第二弾です。

一昨日、彼女と話していて、こんな話がありました。

彼女自身、今回のSAWACO基金立ち上げに向けて、いろんな人に話しているそうですが、その中で、「情熱だけでは物事は動かない」ということを言われたそうです。

皆さんは、このフレーズについてどう思われます?

確かに、情熱に加えて、物事を動かすうえでは、マネジメント、組織力、資金調達力などの要素が必要であったりします。

しかし、「情熱だけでは物事は動かない」というフレーズそのものには、「情熱だけではだめだよ、きっとあなたのやろうとしていることは実現できないよ。そうしたことは大きな組織や行政がまず動かないとね。」という、ちょと醒めたニュアンスが含まれているような気がしてなりません。

本当にそうなんでしょうか?

私は、全く逆で、「情熱以外に物事を動かすエネルギーは無い」と思っています。「情熱」だけがすべての原点です。むしろ、「情熱があれば物事は動く」というフレーズのほうが正しいと思っています。

歴史上、世界中のありとあらゆる大きな社会を変える動きは、一握りの人の「情熱」が伝播して、実現していることがほとんどです。

ファンドレイジングのアドバイスをいろんなNPOさんにする過程で、「何かを実現したいという「情熱」」を感じさせるNPOというのは、とても大きな潜在的なファンドレイジング力を持っていると常々感じています。

「人は組織に与えるのではない、人に与えるのだ」というのは、アメリカ滞在時代にある著名なファンドレイザーが語った言葉ですが、その組織でファンドレイジングを行う「人」や事業を担う「人」にいかに情熱を感じられるかというのは、ファンドレイジングの成否を占うとても重要な要素だと思います。

ここで、しかし、「情熱はあるけど壁にぶちあたっている」という団体もこれまた沢山あります。そうしたときに、その壁(ボトルネック)を解消するということは、むしろ外部者が経営をコンサルティングすることで洗い出されるものなのかもしれません。