皆さん、ネットオフという会社をご存知でしょうか。以前にこのブログでもご紹介しましたが、所謂ブックオフのインターネット版と考えていただければいいと思います。自宅から、着払いの宅急便で本などを送り、査定結果を携帯などへのメールとして受け取り、決済するという新しいタイプの事業です。
この会社は、ブックオフが事業の一部としてやっているというのではなく、かつてトヨタに働いていて、ブックオフの店長をしたこともある黒田さんという方が創業してはじめられたベンチャー企業です。

このネットオフ社がはじめたスマイルエコプログラムというプログラムがあります。これは、ネットオフを通じて本を販売される方に、一部寄付をする機会を提供するもので、今年の2月にスタートしたものです。

お話をお伺いすると、ネットオフに本を販売される方8000人程度に対して800人くらいが寄付を選択するそうです。実質1割という割合は、プログラムの認知度が低く、はじめたばかりのプログラムとしては、悪くはない比率だという印象を持ち、驚きました。

やはり、古本などをリサイクルしようとする人は、「もったいない」という日本的思考を共有している方が多いように思います。そうした人たちって、寄付するという行動にも心理的抵抗感が少ないのかもしれません。

ネットオフの黒田社長は、こうしたリサイクル事業を通じて、日本社会全体に環境を大切にしたり、ものを大切にする文化が定着するために企業として何ができるかを真剣に考えておられて、大変感銘を受けました。

こうした、「創業社長」たちの「事業の成功で得たノウハウを活用してや事業活動を通じて社会を良くしていこう」という取り組みが、日本社会の大企業のCSR活動の推進とはまったく違った新しい社会貢献のメカニズムを社会に提供する可能性があると思っています。