国立大学の研究費は、「おかず」だけでなく「ごはん」も競争原理で配る。

朝日新聞にこんなタイトルの社説が載っていました。

「おかずは、研究者が「われこそは」と申請して勝ち取る競争的な資金だ。ごはんは、日常の研究費である。

 日常研究費は、大学がやりくりする。国立大の収入は平均すると、約半分が国の運営費交付金だ。その大部分は法人化前の教職員数や学生数などをもとに算定されている。研究を保障する「ごはん」の性格は、ここに由来する。」

記事の趣旨は、従来、一律的に交付金で大学に配られていた「ごはん(日常の研究費)」も「おかず(特別な研究活動への資金)」と同じように競争的に配分しようという、経済財政諮問会議の考え方はちょっとおかしいんじゃないか?という話です。

この社説の主張が正しいか、経済財政諮問会議の主張がよいかはともかく、これって、上手い表現だと思いません?

NPOが資金調達する際、寄付者にとっても「おかず」にどうしても目がいきます。でも、全体の食事をバランスよく、おいしく食べるには、「ごはん」も忘れてはいけない。

しかし、「ごはん」については、なかなかポジションがはっきりしないので、ついつい念頭からはずれてしまいます。レストランを選ぶときに、やっぱり気になるのは「おかず」の味ですよね。

でもときに「ごはん」がとてもおいしいと評判になるレストランもあったりする。うーん、なかなか意味深いたとえだなあ。