先週金曜日のファンドレイジングイベントで、個人的に最も印象に残ったのは、パネルディスカッション中のシーズの松原事務局長の次のご発言でした。

「以前、アメリカなどのファンドレイジング事情に詳しい方と議論していたが、その人は、「日本のNPOは会員制度を持っているから寄附が集まらないんだ」というようなことを言っていた。その話から考えるのは、確かに日本のNPOは、支援者にすぐに「会員になってください」という、「仲間意識」を持つことを期待したアプローチをしてしまいがちだ。しかしながら、寄附しようとしている人は、実は仲間になろうとしているのではなく、NPOに何かの問題について解決してほしいと考えていることが多い。会員になろうとしている人と、寄附しようとしている人のニーズは明らかに違いがあるのに、それを十分意識していないで支援者とコミュニケーションしているケースは往々にしてある」(発言要約は私の文責で)

確かに、私もいままでいろいろなNPOさんの経営アドバイスをしてきましたが、会員制度が充実している団体ほど、「まずは会員になってください」というアプローチを多くとることがあるように思います。

会員向けのメッセージと寄付者向けのメッセージを明確に分けて意識するというこのポイント、基本のようでいて、意外と意識されていないことなのではないでしょうか。

改めて気付かされた発言でした。