先日、ある国際協力を行っているNGOに頼まれて、6名のスタッフの皆さんに、中期計画の策定方法などについて2時間半ばかりご説明をしました。

その団体自体は、今は中期計画をとくに作ってないんですが、いろいろと事業上の転換点にきていて、今後の方向性を定めようということを考えているところでした。

スタッフの皆さん、とても魅力的でやる気の感じられる方々で、こちらもアドバイスのやりがいがありました。

こうした中期計画の策定って、団体の状況や特性に応じて、実はいろんなやり方があります。一応、フルスケールの中期計画策定プロセスを理解したうえで、そのプロセスの持つ本質的な役割が分かれば、その団体にとって最も費用対効果が高いアプローチが見つけられると思います。

どういった中期計画が正解ということはなく、外部環境を徹底的に分析したり、新しいビジネスモデルの構築まで念頭においた中期計画もあれば、論点を整理してまとまただけのものもあります。

その団体の置かれている状況と割ける時間との兼ね合いで、最適な策定プロセスを考えるということが大切なんだと思います。

そのNPOの皆さんと話し合っていても、もうひとつ大切な要素が、「いかにして理事会をその気にさせるか」という点です。最初から理事も中期計画づくりにやる気満々であれば問題ありませんが、「ウチはボランティア団体なんだからそんなことまでしなくても」というような意見が出てくるケースもあります。

「最適の中期計画策定プロセスをどうやって見つけるか」というテーマも重要なポイントだと再認識した一日でした。

いい中期計画を持つことは、信用力強化や組織力強化につながり、ファンドレイジングをうまく進めるうえでの大きな推進力になることは確かです。そうしたことについては、今度企画している「NPOマネジメント基礎講座(11月8日 夜 東京で開催)の「戦略思考の中期計画」という講座でもまとめてご紹介したいと思っていますので、お時間のある方はぜひどうぞ。