昨日話題にした、口コミマーケティングですが、渋谷にINGとかっていう「口コミマーケティング」を割りと専門にしている会社があります。

去年、女子高生に人気を博した「Magic to Love」という香水があるんですが、この香水のセールスプロモーションが、徹底した口コミマーケティングだったんですね。

具体的なプロセスはこうです。

最初に、オピニオンリーダー的な活発な女子高校生を時給９００円で雇って、座談会調で新製品の香水のマーケティングコンセプトを考えます。その中で、「恋を叶えたい女の子に」というキャッチフレーズが生まれます。

次に、彼女達に、渋谷のセンター街で学校の制服を着て街頭アンケートをやってもらいます。

アンケートでは、「どんな香水使ってる？」「どんな香水があったらいい？」とかいった質問から入って、「恋が叶う香水ってあるらしいけど、そういうのあったら欲しい？」という形で香水の紹介につなげていきます。「いま、スゴク流行りつつあるみたいなんだけど」とか、「男子はこの香り好きらしいよ」といった言葉を重ねつつ、商品を印象づけていくという方法を取っていました。

今の時代、情報過多にありますので、友人や知人の口コミ情報の信頼度・影響度は相対的に高くなっているように思います。

一見遠回りに見えて、口コミパワーは確かにすごい。あとは、いかに戦略的に取り組めるかですね。