NPOバンクシリーズ、7月1日からの第4弾です。

NPOバンクから「借りる」ためのプロセス、そして審査はどうなっているのでしょうか?

これは、個々のNPOバンクによっていろいろ違いがありますが、これまで取り上げている女性・市民信用組合(WCC)設立準備委員会の場合、次のような融資条件は次のようになっています。(同委員会HP)

 融資対象者:神奈川県内で事業を行うNPO、W.Co等。
限度額:1,000万円/1件(出資金の20倍以内)
金利(年): 2.0〜5.0%(2003年3月現在)
融資期間:最長5年
担保:不要
連帯保証人:団体の場合、当該団体の理事会メンバー
融資審査委員会:市民事業の現場を熟知している専門家で構成
 事業の採算性・継続性、地域社会への貢献などを評価基準に、審査を行う


具体的なプロセスとしては、まず、 資金を借りたいと考える個人、法人は、まず、WCCに出資し、出資者となる必要があります(一口10万円以上。法人の場合は三口以上の出資)。

これは、WCC自体が、かつての「たのもし講」のような相互扶助システムとして機能しているためです。

実際の審査にあたっては、融資審査委員会に図るまえの事務局での「前さばき」に結構力をいれているようです。

これは、具体的には、例えば、余りにも自己資金が無いような団体であれば、「まず、独力で200万円集めてから、融資申請をおこなってはどうですか」といったアドバイスを行ったり、実際の現場訪問や地域の他のNPOの口コミによる情報収集なども行います。

地域をある程度限定した形で運営しているNPOバンクならではの審査方法であるといえます。

また、回収率向上やNPO側の心理的ハードルの観点からは、「当該団体の理事会メンバー」の連帯保証が設定されている点が特徴的です。

いちおう、貸し倒れ引当金を250万円積み立てているそうですが、当面、これが必要になる事態は訪れそうもないですね。