NPOバンクシリーズ、7月1日からの3弾目です。

NPOバンクって、資金需要的には、NPOにとってはどのくらいの役割なんでしょうか?

NPOにとって、全体収入に占める融資比率は、全NPO平均で0.3%程度と言われています。

企業では、全く融資を受けないで事業をしているところはむしろ少ないですが、NPOの場合、そもそも融資を必要とするような設備投資がなかったり、融資資金を将来返却するまでに、何等かの内部留保(企業でいう利益)を蓄積するようなメカニズムの事業を実施していなかったりしますので、「借りたい」というニーズが無いNPOが大半でしょう。

他方で、最近、急激に増えている行政の委託や指定管理者制度を使った施設運営を行うNPOや介護関連のNPO、そして障害者福祉を行うNPOにとっては、「施設」というハード面の整備が必要となるケースがありますので、まとまった初期投資ニーズがあります。

恐らく、こうした融資ニーズは、拡大していく傾向にあると思います。

民間銀行でも、NPO向け融資を行うところもだんだん出てきました。しかし、地域社会への貢献を主目的とするこうしたNPOバンクの機能は、今後も拡大しそうですね。

実際、こうした貸付って、どのくらいうまくいってるんでしょうか?

女性・市民信用組合(WCC)準備委員会の場合、過去3億円超の貸付のうち、貸し倒れは1件もなく、延滞も5日間が最大だそうです。

そうすると、事前の審査がキーポイントになりますね。明日は、この事前審査を分析します。