先日、神奈川県の助成・市民信用組合(WCC)設立準備委員会という市民バンクの代表の向田さんのお話を聞く機会がありました。

 この市民(NPO)バンク、出資総額1億2533万円、累計融資総額3億380万円の組織で、地域社会を良くしたいという出資者が集まってできたものです。

 WCCの場合、目標としては、信用組合を設立したいと考えているため、「準備委員会」という名称になっていますが、既に十分に融資活動は実施していて、国内のNPOバンクとしては大手の方です。

 貸出先は、「自ら雇用を生み出し地域経済を活性化させ、地域社会を豊かにする役割を担っている神奈川県内のNPOや、ワーカーズコレクティブに対する融資」となっており、担保をもっていない、地域での非営利事業を営む女性対へ優先して行ってきています。

 向田さん曰く「子どものときから、みんなお年玉をもらうと、「貯金しとけばイイコ」みたいないわれ方を親にされて育ってきている。そのため、その先に、そのお金がどう活かされたらいいかという問いかけをうけずにきている。だからみんな安全性とか預金利率だけで自分のお金の活用を考えてしまう。NPOバンクのコンセプトは、出し手側からみて、「使い方」に市民が参画していこうということである。」

 確かに、私も日本の銀行、アメリカの銀行に預金を預け、株も購入していますが、「使い方」にまで気にしてやっているというよりは、単純に運用面だけを考えてやっています。

 他方で、社会貢献的には、NPOに寄付したりはするんですが、そっちは、「使い方」をとても気にしています。

 NPOバンクの発想って、NPOと金融機関の中間のポジションを占めるような気がします。