今日は、インディナ大学のファンドレイジングスクールで長年副校長をしていた、Dr.Lilya Wagner（今は、Counterpartという国際協力NGOのVice Presidentに転進しましたが）と赤坂のNinjaレストランで、いろいろと語り合いました。

彼女とは、私がアメリカに滞在していた際、ニューヨークで開かれた、ファンドレイジングスクールの2日間のワークショップ「大口寄付獲得のためのリーダーシップ」でご一緒したことがあり、それ以来の再会でした。

今回は、インディアナ大学の客員研究員の大西たまきさんからの仲介でお会いして、ファンドレイジングに関することや、私と彼女の今の本業でもある、国際協力について、いろいろと語り合いました。

最初の1時間くらいは、国際協力話をいろいろとやっていたんですが、後の2時間はずっとファンドレイジングについて議論していたような気がします。特に、彼女自身、「ファンドレイジングの神様」といわれたハンク・ロッソ氏の創設したファンドレイジングスクールに途中から参画し、時にはロッソ氏と衝突しながらも、スクールのカリキュラムを実際のNPOのニーズにあわせて改訂しつづけ、全米でも高い評価をうけるカリキュラムに仕立て上げた苦労人でもありますので、とても参考になる話がありました。

また、彼女も13際でエストニアから難民としてアメリカにわたった経験からも、現在は、むしろインターナショナルな視点でのファンドレイジング改善に関心を持っている点も、話があいました。彼女自身も、アメリカのファンドレイジングのモデルが必ずしもそのまま他国で適用できないことをよく理解していて、普遍的な原理と各国事情にあわせて変えないといけないところを、試行錯誤しながらガイドライン化しようとしているというようなことも言っていました。

余談ですが、NINJAレストラン、うわさには聞いていましたが、外国のお客さんをお連れするには、最適なところですな！　忍者に扮したスタッフのユーモアあふれるパフォーマンス（英語もしゃべってくれますし）、お客を楽しませようというホスピタリティ、いずれも、Dr.Wagnerも大喜びでした。「日本のサービス業の丁寧さとサービス精神は素晴らしい！」と感激しきりでした。