今日、お手伝いしているNPOのイベントの打ち合わせがありました。

そのNPO、もうすぐ20周年を迎えるんですが、その20周年イベントで「今後10年間の活動のビジョン」を策定しようとしています。

今日の打ち合わせは、ビジョン策定のための、理事、スタッフ、中心的支援者の1日がかりの検討会をファシリテートしていただく方との打ち合わせでした。

この方、そのNPOの関係者ではなく、「会議をファシリテートするプロフェッショナル」として活動している方で、そのNPOにとっても、こうした外部ファシリテーターにお願いして会議運営を行うのは初めてです。

普通だと、理事の誰かがファシリテーターとなるんですが、今回は、短い時間でしっかり効率的に議論がしたいということで、プロのファシリテーターをお願いしたわけです。

実際に、この一日ワークショップがどのようなものになるかは、またご報告しますが、とても効率的なワークショップができそうな予感がしてきました。

NPOに限らず、仕事で会議を行っていても、「会議の司会進行役」って実質的にスゴク会議の結論に影響を与えることのできる立場ですよね。組織内ヒエラルキーに従った形で上司がファシリテーターを努めたりすると、なんとなく、「意見だけいって」結論は最初に用意されたとおり。みたいなことになりがちです。

かといって、全くフラットに議論すると、結論が出なくて、「みんなの意見ってばらばらですね」で終わったりする。そこで、外部から来るプロのファシリテーターの出番ということになります。

こういう「ファシリテーター」という仕事、お願いした方によると、ここ5年くらいで、需要がすごく増えているそうです。なかなかこうした「スフトなサービス」にはお金を払いたがらないものですが、日本社会は、「話し合い」がとても好きな社会ですので、会議でカドがたたないようにうまく、短時間でまとめてくれる、こうした「ファシリテーター」というプロフェッショナルというのは、今後も需要が増えそうですね。