今日、花冷えの一日でしたねー。

今日は、私の長女（3歳）の幼稚園の入園式でした。最高気温12度という一日の中、でも、そのおかげか、桜もまだしっかり残る中、厳かというよりは愉快な入園式が執り行われました。

娘も、生まれてから心臓手術があったり、いろいろありましたので、元気にこの日を迎えられたことは、親としては感慨深いものです。担任の先生も素敵そうな方で、お父さんとしては、嬉しい限りです。

今日は、平日ですので、働く父親が出席しようと思うと、休暇をとるしかありません。「どの程度父親が出てくるかな？」と思っていたんですが、クラスの子ども16人のうち、１０人以上のお父さんは出てきていました。正直、「おっと、日本のお父さんも変わりつつあるな」と感じました。

今年の1月5日の新聞に、サラリーマンを対象としたアンケート調査があり、「最近増減した仕事以外に費やす時間」についての調査結果が発表されていましたが、その中でも、面白い結果が出ています。

このアンケート、「最近費やす時間が増えた」「減った」の2パターンで答えていきます。

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　　「増えた」１７．４％　「減った」４４．２％

��家族とのだんらん
　　「増えた」３５．６％　「減った」２５．５％

　全体的にみて、最も、「減った」数と「増えた」数の格差が大きいのが、この２つの項目でした。つまり、全体として、社内の人との付き合い減って、家族とすごす時間が増えているという傾向が明らかになっています。

　この傾向自体、「働きすぎ日本人」の行動様式の変化という文脈でみれば、大変いいことだと思います。自分の長男（6歳）の幼稚園でも、イベントが平日にあることが多いんですが、父親の出席率は、思っていたより高いですね。こうしたお父さんの「余裕」は、社会をよくするうえで本当に大切だと思います。

　ただ、その同じアンケートで「ボランティアや地域活動」は「増えている」という人は９％程度で、「減っている」と答えた人は１９％に至ります。この数字もついでに増えていてくれると、ファンドレイジング道場の主宰する者としては、心安らかなところですが、そうはうまくいってくれていません。

　父親が、企業戦士としてだけではなく、家族との時間を大切にしつつある。しかし、地域社会やボランティアまでは至っていない。という構図が見えてきます。

　この理由については、アンケート結果では特に分析していませんが、ファンドレイジングを実践する者としては、この数字をどう考えれば良いでしょうか？

　ひとつの見方としては、「父親が家族（子ども）と一緒になって参加できるようなボランティアやイベントを通じて、父親の参加を促進する」という図式が見えてきます。「子どもと一緒の時間を大切にしたいという父親の気持ち」と「父親の地域社会でのボランティア参加を促進して、ＮＰＯの経営資源強化につなげたい」というＮＰＯ側の思惑をつなげるとすればこの点ですね。

　今日は、娘の入園式でこんなことを考えていました。

＜今日の技＞
一、サラリーマンの父親は家族重視の傾向が出てきている。彼らが家族と一緒にＮＰＯ関連のボランティアに参加する機会を提供することで、「巻き込み」を狙う。