5分間のプレゼンで232人の支援を獲得した「芸術家のくすり箱」

「芸術家のくすり箱」というNPOをご存知でしょうか。

「芸術家のくすり箱」というのは芸術家のヘルスケアを多角的にサポートする、日本で初めてのプロジェクトです。芸術家の多くが、高校を卒業してから、健康診断も受けたことが無い!というような状況を改善するため、セミナーを行ったり、芸術家のヘルスケアを助成したりという活動を行っています。2005年に発足したばかりのユニークなNPOです。

この「芸術家のくすり箱」、WWBジャパンという、女性の起業家育成を目指した組織の主催する「公開企業オークション」で記録的な支援者数を獲得し、そこで得た資金や人材を活用して事業をスタートさせているという点でも非常に興味深いところがあります。(この「公開起業オークション」については、2月4日の「公開オークションというファンドレイジング(1)」でも紹介していますので、そちらをご参照ください。)

例えばWWBジャパンの一年前のオークションでの他団体の獲得支援数が32口(一口5000円)だったそうですが、「芸術家のくすり箱」の獲得支援者数は、なんと232口!一口は同じ5000円ということですが、金額以上に、これだけの数の方の支援をオークションを通じて得られたということに驚きを禁じえません。

WWBジャパンの公開起業オークションでは、発表者の発表時間がわずか5分間しか与えられていません。まったくバックグラウンドの知識の無い聴衆に向かって、5分間で自らのやりたいことについて説明するというのは、実際考えて見ると非常に難しい。しかし、「芸術家のくすり箱」の福井さんは、そうした状況下で、232人の心を動かし、「支援したい」という気持ちにさせることに成功し、記録的な支援者を得ることができました。

代表の福井さんに何故そこまで成功したのか、どうしても聞いてみたくて、お伺いしました。そこには、小規模のNPOが通常のファンドレイジングでも参考とするべき、コミュニケーションのノウハウが凝縮されているなと感じました。

この成功の秘訣についてのエッセンスは、明日のブログでご紹介します。